piyococco 2005年4月28日13時44分から2006年1月29日1時50分まで ---------------------------- [自由詩]湧き水/piyococco[2005年4月28日13時44分] ふと立ち止まった そこは  やわらかな土で少し湿ってた ぷしゅっ ぷしゅ‥ びっしゃぁーーーーー じゅぼぉーーーーーーーー 噴き出た湧き水 自分の背丈を はるかにうわまわる勢いで でたっ 水のなかに文字も一緒に噴き出てきた 十数メートル上から落ちてくる水と文字 透明な水の中に透明な“す”が落ちてきた 拾って 灰色の大きな紙の上に載せる 文字が浮かんだっ   “す” 楽しくて しゃぁない 走った まだまだ落ちてくる  色んな色の文字が落ちてきた 黒かぁ ……  “あ”   それ急げっ そでないと 溶けてしまうっ 私は必死に灰色の紙まで 文字を運んだ 赤も出てきた“ち”はぅ〜  なんか この文字痛いねぇ  運べっ タッタッタ…    ラッタッタ‥ 疲れてきた  楽しいけど もたん身体がっ… 湧き出る穴を塞ごうっ 砂をかけたっ 砂も一緒に水の水圧にヤラレタ ちょっと やすみたいんですけどーーーーー 私は その穴を踏んだ 水圧で自分が飛んだ 飛んで 飛んで 飛んで 飛んで 飛んで‥♪ 廻って 廻って 廻って 廻るぅうぅう〜♪     歌ってましたっ  でへっ 私は水の上に浮かんでる 上から文字が落ちてゆくのを見る 色んな色した文字が落ちて溶けてゆく わぁ… 虹みたい  綺麗だ…! 見とれてた あおむけになって寝てたら 着てる服が重くて しかたない 水圧と一緒に服も飛ばしたっ あぁぁ  気持ちいいっ 寝てきそうやけど 寝るの もったいないくらい綺麗だっ でも  ねむ………… ………………………… グゥー  グゥー  ………… 起きた 手探りした  ゴツゴツ… アスファルトの上だった 夢 ………  かぁ‥ ---------------------------- [自由詩]悩み/piyococco[2005年5月6日19時32分] 姉中3 私中1 姉6畳の部屋 私4畳の部屋 それぞれに悩みをかかえて それぞれの部屋で泣く ガチャッ 私が自分の部屋で泣いてる姿を姉に見られた ガチャン 姉が 戸を閉めて何も言わずに去ってゆく ガチャッ また姉がきた 私の学生鞄 まだ潰してなかった ぶたかばんを ドンッ 私の目の前に置いた 姉が私の鞄のシンを抜きながら 『あんた こんな かっこ悪い鞄で…   こうやって こうして 潰すんやにっ!』 スカートの丈の伸ばし方も教えてくれた 教えてくれながら 姉は私に 『そんな時は、ええ気分転換になることしなっ!  他人様に なめられとったらアカンでっ!』 かぁっくいい! ねぇちゃんっ! 今では そんときに何を悩んでいたのか覚えてないけど 慰めてくれたんは めっちゃ覚えてる 大好きな ねえちゃんのことを… ---------------------------- [自由詩]腹黒腹白/piyococco[2005年5月15日21時09分] 人の数だけ性格も違う ぶつかることも あるやろし ありました 今後もあるやろし 正直 今もある 腹立たしいことは 直接相手に言えるようになった はら黒いから はら白くなった でもなっ はら黒い自分も好きやった 言いたい放題は返って相手を傷つけるから たまに そんな自分が嫌になる 後悔したら 謝ればえぇことやけど 傷つけたには変わりない 溝が出来たのは自分のせいや はら白いのも考えもんやなっ でも 愚痴を他人に言うよかましやと思います いつも 常に自分自身と闘うこと 人は人… 自分しっかりみつめて人に押し潰されないようにしてこっと ---------------------------- [自由詩]みずあめ/piyococco[2005年5月18日15時31分] 夜店行くと いつも買ってた 友達と みずあめがついた二本の割り箸くるくるまわして 透明な みずあめが空気をふくんで真っ白に変わる しろぉーくなったら もぅ一本貰える もぅ一本欲しくて くるくる くるくる まわしていた 真っ白になった みずあめ持って 「おっちゃーーーーんっ!こんでええ?」何回も聞きに行く 「んーーーー  まだ もぅちょっとやなっ!」 今度こそっ!!!!! 「おっちゃぁぁあああんっ  これは?」 「おぉお  よっしゃ!」 もう一本くれた お祭り しばらく行ってへんなぁーー 今でも みずあめ おまけしてくれるんやろか… ---------------------------- [自由詩]お祭り/piyococco[2005年5月18日15時32分] 家らへんの お祭りは日本一やかましぃ “石取り祭り” この鉦の音にあわせて太鼓を叩く  うらっ! チャカ チャカ チャカ チャカ  チャン チャカ チャカ チャカ チャカ  チャン     チャカ チャンッ ガン ガン ガン ガン ガン ガン   チャカ  チャン ガン ガン ガン チャカ チャン    ガン チャカ  チャンッ                         (わっしょいっ) チャカ チャカ チャカ チャンッ     チャカチャンッ    ガンガン チャカチャンッ  ガンガン     ガン     ガン      ガンガン  チャカチャンッ        (わっしょいっ) チャカチャン  ガンガン  チャカチャン ガンガンガンガンガンガン チャカチャンッ ガンガンガンガンガン  チャカ チャカ チャンッ チャカ チャカ チャカ チャンッ  チャカチャカ  チャカ チャカ チャカ チャン                                        (わっしょいっ) チャカ チャンッ   ガン チャカ チャカ チャンッ 早いテンポになったり 遅いテンポになったり …繰り返し 繰り返し続く… ---------------------------- [自由詩]姉/piyococco[2005年5月23日17時31分] 私は妹やで ねえちゃんの気持ちが わからん 姉が語りだした 「ちぃさい頃 あんたをつれて 二人だけで公民館に映画観に行ったんさぁ…」 『うん………なんとなぁく覚えてるかなぁ〜  …』 「私は ねえちゃんやで  あんたがなっ  おしっこ!とか      喉渇いたっ!とか言いだすと思たで 水筒持って手ぇ繋いで行ったんさぁ」 『へぇーー   それで?』 「そしたら やっぱり おしっこ!って言うたで トイレまで連れてってさぁ   喉渇いたっ!言うたで 水筒から お茶だして あげたりしてたんやでぇ〜」 『ふ〜ん。』 … ねえちゃぁぁあああんっ!ねえちゃんの妹でよかったですぅ。 姉らしき姉。 ---------------------------- [自由詩]妹/piyococco[2005年5月23日17時32分] 姉の おふるを使うん嫌やったょぉ おそろの服いうてもなっ 色違いやねん 姉の着てる服の色のが かっこよく見えてさぁ こっちがええっ!って言うてもサイズちゃうしさぁ なんでも かんでも 姉が一番 妹二番 やねん 小さい頃の写真かて私のが少ないねん 二番目って こんなもんやねん 姉の欲しいもんは 私も欲しいねん ねえちゃんが羨ましくって いっつも あとついてったり 真似したり それが妹やねん ---------------------------- [自由詩]こわい目/piyococco[2005年5月23日17時32分] 喧嘩した 拒まれた しかとされた もぅ修復不可能 入ろう思ても 相手が両手で私を拒む 両手で ウザイ 見たくない 言うて 私を向こうへ 追いやった もぅ わりきらなアカン もぅ 忘れやなアカン 簡単にリセット出来たら 誰も悩まん こわい目が こわい目が 脳をかすめて 離れてくれへん 逆もあるさかいに 天罰くらった ---------------------------- [散文(批評随筆小説等)]本物の詩人になれたら…/piyococco[2005年5月23日18時57分] もしも もしも     もしもし……? 本物の詩人になれたら うしろめたく感じたり 我儘かな 思たり 苦を知らん 思われたり ねたまれたり クレームおもっくそきたり ずっしり踏み台にしてきた人達の重みを背中にしょって 自分は幸せな事が出来てるんだと言い聞かせ なんもかもの不安を肥にして なんもかもの不安を ぶちやぶって ひたすら ひたすら 書いてゆき 言わずして 自分の中にあるマイナスをプラスにもってゆくには 無言で好きな職に没頭すべし 不安は職にて安らぎに変えるべし おいらの心得! まんだ職になってへんけど 職人魂バリバリッ!現在の健在。 ---------------------------- [自由詩]友ょ/piyococco[2005年7月11日10時51分] 友が きえた きえちゃった… 違う形で友は来た 魂を感じることができた きえても こうして逢える なんでだょぉ   って思うけど 友の  エネルギー  パワー  きえるわけないぢゃんっ 彼女を想うことで彼女は存在する 凄いょ  凄いエネルギーだょ その優しさ     受け継いで 受け継いで 永遠に    なっ 友ょ‥ ---------------------------- [自由詩]/piyococco[2005年10月30日21時47分] 早起きした 夢を見て 昼起きた ---------------------------- [自由詩]ぶたぶた/piyococco[2005年10月30日23時07分] 幼馴染み みつぶた ひさぶた は 中学生になった もうさぁ大人やん  これからは ぶた呼ぶのやめよに  うん み………つぶたぁ  ひさ………ぶたぁ やっぱこのままでええっか うん せやな ---------------------------- [自由詩]かね/piyococco[2006年1月12日15時03分] 国の金は 一般市民の血と汗と涙の賜物 政治家も 公務員も 多額な お金を操ってる企業も 人との交流を お金でなんとかしょうとしている 人との交流が お金でなんとかなるなんて 一番汚い やで捕まるねん 自業自得の馬鹿ちゃん達 ---------------------------- [自由詩]!!/piyococco[2006年1月28日22時52分] シャキッとせいっ!! いつまで寝とるんや!! お前も少しは動けよ!! ちょっと今は まってください ちょっと私に時間をください ものすごく 私を慰めてください なんか あったん?? ん、、別になにも… んな、どう慰めたらえぇねん アホか!! だから ちょっと まってください なんや!! ビックリマークは もう いらないです ---------------------------- [自由詩]意欲/piyococco[2006年1月29日1時50分] 意欲は どこから わいてくる 自信を持つと わいてくる 自信を貰うのは 他人様 お蔭様 お蔭様 ひにくなことに 自信を奪われるのも 他人様 ---------------------------- (ファイルの終わり)