幽霊 2017年9月7日17時19分から2019年10月23日6時52分まで ---------------------------- [自由詩]トング./幽霊[2017年9月7日17時19分] 黒が消火器を浴びた 怒って白を炙った 終わらないオセロ。 手袋 マスク ゴーグル 耳栓 トング ジップロック ---------------------------- [自由詩]クラクション。 けど../幽霊[2017年9月9日21時11分] 病室にて 死体の看病を続ける彼女 心電図は そもそも挑戦を拒む綱渡りみたいにーーー 死にたて生まれたての幽霊が散歩している 赤信号で止まった。 青信号に変わったら歩きだした 青信号も歩きだした 青信号が横断歩道をポトポト渡っている。 幽霊に憑いていってる。 後ろでクラクションがよく鳴るな? 幽霊は思う。 長くなっていく渋滞に沿って歩く 青のサイレンを聴く。 イタズラで青に塗られた救急車 が渋滞に行儀よく並んでる。。。 次の赤信号で 幽霊と青信号は信号待ち… 病室に幽霊が帰ってきた。 青信号に憑かれて。 「彼の腹の上に立つ心配停止が 青ざめて逃げ出すのを確かに見た!」 という走り書きのメモ。彼女の筆跡。 心電図に住みついた青信号。 ---------------------------- [自由詩]tekitoー/幽霊[2017年9月13日3時04分] もう知らん顔 もう ど・う・でもいい 秀逸だとか統一感だとかソフトさきいか。 うまくまとめない 額縁からのプレッシャーもffuckk!! 止めるの病めるの止める 夢る夢る夢る夢る夢る夢る夢りたい つまり生者として応じた ゆすぐのみのいい日。 だれもが這うだった。 なぜならあなたも空白質。 栞を食べる死刑囚死刑囚。死識。 ナッツとソフトさきいか一緒に食べると生臭く感じる知ったの2017年9月13日AM2:27。。 未来と合流できはしなかった全員 がらんどうの血管 からん ころん カルビおいしそう 360゜過去形 飛車の眠るガレージ 屈辱を喰らう美食家 私はポーンの後退を見ているキングだ すると!おはようございます! 死体安置所にてサーモグラフィの絶句!□! 満月に間違った歯が何かをsiriに告げる 満ちたりた月の嘔吐で 非鉤爪の非言葉 THE非 月のいいえ.. 生きた無重力は落下人をくるむ ギロチン!! 流る星なんて人類の願いはガン無視で 熱いよ熱いよ助けてよ助けろよ と叫びながらシュボボってオエー 「魚卵中毒者「。」」 信号虫 不幸虫の幸い 宝石を パラ . パラ.. .パ 零したら冷たい音 火の生えるオセロ盤 シマウマの捕食シーン シマウマを捕食シーン シマウマ「を」捕食シーン ほのお うまくまとめたりしてないよ 今すごくうまくまとめたりしてないよ 炒めたり 氷時計! よくない?? 砂時計の穴←数!数! カンダタの義手 誰の為にもいてあげない ためらうを意味しろ! 端書き… 今までの人生で すり減らした軟骨。 それをパレットにかき集めます 肯定を描きます.. 目につくものすべてに 「強調」の祝福 すっきりした 作品!? 死のアソート。 肯定 てきとテキトてきと イタメル! ---------------------------- [自由詩]冷風ぅぅ/幽霊[2018年1月31日6時54分] 服はフワっと頼みが失われた ゆぅ ゆぅら けむり! 私はそれ。 ゆぅら ゆらぁあ 「あのぉ、息を止めてキスしてください」 ヒュわぁぁあ 彼女の細い髪はおどかされて 「!!!」 そんな声は 星がバラバラに砕け散るとこんな音でしょう けむりでした。 ---------------------------- [自由詩]四重/幽霊[2018年2月7日6時48分] 四重 ---------------------------- [自由詩]綺麗ですよ../幽霊[2018年2月7日10時51分] 地球は美しく書きます 太陽を 吸うと夏 吐くと冬。です。 鏡は女性を呼吸します。 ---------------------------- [自由詩]スパっっ。こんなもんです。/幽霊[2018年2月7日16時25分] 雲が泳ぐ青空 太陽が今日の仕事をしている 降りしきる光は高級だから 散歩の理由はできる。 ざっざっざっ… 赤いスニーカーが2つ楽なリズムで交互に前へでる。 揺れる腰にかかったズボンを締めるためのベルト パーカーのポケットに手を突っ込んでるのはまだまだ寒いから 赤黄青3色の規律に従う アスファルトを歩く人に足跡がつかない。 ---------------------------- [自由詩]心音/幽霊[2018年2月18日8時03分] どっくん どっくん どっくん どっく どっく どく どく どっ どっ どっ どっ どっ どっ どっ どっく どっく どっくん… どっチッ コッくん カッチ コッチ カチッ コチッ カチッ コチッ カチッ コチッ カチッ コチッ… 生きる理由はない… …が 死ぬ理由もない… そんなとき人は生きている 生(ここ)と死(そこ)だからかも? だけどそのまま…そのまま… カチッ コチッ カチッ コチッ カチん! コチっん カっくん ドっくん どっくん どっくん どっくん どっくん どっく どく どっ どっ どっ どっ どっ どっ! なぁっ!? 。うん.. ---------------------------- [自由詩]レストラン。/幽霊[2019年2月15日6時05分] 隣のテーブルのふたり。 1人はナイフでお札に切り口をつけてる男。 もう1人は「それはただの紙じゃないんだよ!!」と切り口をつける男に説教をする者。 なるほど..たしかにそうだな、それはただの紙じゃあないな…. それがあれば..竦めた肩を「がたがた」震わせながら舌をだして雨雲を見つめ続けることもない。 また..指を「がじがじ」噛みながらへこんだ腹をさすることもないだろう。 あぁ爪楊枝を見てもなにに使うかを知らないということもないんだ…. でも..あえてだ.. 「ただの紙だよ。」 僕は隣のふたりにそう言って「ぐちゃぐちゃ」のスパゲッティをフォークで「くるくる」まとめて見せたら…「ぱくっ」と食べた。 んー…変な味..。 ---------------------------- [散文(批評随筆小説等)]すみません。/幽霊[2019年2月16日9時19分] 題名であやまっておいたから好き勝手喋ろっっと。 以下独り言。 umm..お金に執着する人間を、お金から無理に剥がしたいわけじゃないんだ… ただお金様への信仰を「くそくらえ!!(fuck it!!)」っっって絶叫したいだけ。 そう…絶叫の声は手話でも点字でもモールス信号でもテレパシーでもいい。そのかわりどうしても絶叫だ。 紙だ!!飽くまで紙だ。ひどく紙だ。今日も紙だ。明日も紙だぞ。明後日は知らん。今スマホの充電75%。あっ76に上がった。liveです。 ところでお金を神様だと言うならば…僕はひどくためらわず神様に切り口をつけてやる。(そうそれ、お菓子の袋を開けるときとかに付いてる切り込み。) えっ!?躊躇!? ないね。とってもないんだそれが…清々しいくらい。 別にこれをアートだとのたまうつもりもないよ。 ただアーティストは武装する。 以上やはり独り言。 ---------------------------- [自由詩]頭痛/幽霊[2019年2月17日19時14分] 頭が痛い… だれの!? 自分の。 なんで!? まぁ…寝不足。 どこで!? 自室。 ほんとに? 本当。 いつ!? 今。 どんなかんじ!? ズクズクする。脈打つリズムでズクズクする。 だいじょうぶ!? うん…ううん。。 どうおもうの!? 嫌だ。こんなの嫌だって思う。 はぁ…もぅ..って思う。 どうなってほしいの!? 痛くなくなって欲しい。 痛いのが終わって欲しい。 楽になって欲しい。 どうしてるの!? ずっと起きてる。 the poetry SNS-現代詩フォーラムっていうサイトに投稿するためにスマホで文字を入力してる。 これからどうするの!? 送信をタッチする。 寝る。 ---------------------------- [自由詩]凶/幽霊[2019年3月21日10時00分] あなたの顔が赤くなったり青くなったりする。 いま映画館でスクリーンの前だ。 キャラメルポップコーンをつまみながら観ているがその手が止まる。 あの慈しむべき人がナイフを向けられている。 そしてそのナイフが腹部に刺さらなければならない理由は…気持ちいいから!! 平たい金属が プツッと皮膚を開き 肉を掻き分け 内臓を蹂躙する感触を味…わ…い…たいから。 さぁナイフが腹部へ! あなたはこれをひどく許せない! ナイフを掴んで止めようとスクリーンへ走ってゆく!! ---------------------------- [自由詩]蝶蝶結びで首を吊る彼女。/幽霊[2019年5月1日5時25分] 生物図鑑には載らないその蝶に惹かれる。 なぜ? どんなところに? 保証されている 一見!「結び」「縛り」という不自由!! しかしだ…保証されている… 一見!!拘束というものとは程遠い と思われる自由が!! あらかじめ保証されている!! そしてこの蝶は要求しない なにを?? 腕力を!! 二本のエレガントな解除機能!! こういうところだ! …人が人に自由を与えるというのに腕力など要求されない… されるはずがない. ---------------------------- [自由詩]鍵をかけていなくてよかった。/幽霊[2019年6月22日7時13分] slipknotを聴きながら肉を噛み続ける。 一点を見つめながら。 そのあとeminemを聴きながら鉛筆を削る。 一点を見つめながら。 紙の上で文字を軍隊みたいに整列させるんだ そしてピリオドを銃弾のように打(撃)つ ついにリリシズムが帰ってきたんだ僕のもとに。 つまり結局僕は1枚のコインを持っていて1面は虚無でもう1面はバイオレンスで出来てる。そしてそれをコイントスした時に空中で詩が産まれるんだ。それは銀貨の煌めきが文字になるみたいにね。 自信があるんだ 今回はうまくやれる自信が。 僕は片膝をつく。 そして帰ってきたリリシズムの手の甲にキスをした。 ---------------------------- [自由詩]あの足音を忘れない。/幽霊[2019年6月25日7時51分] 俺はまるで血の海に浮かぶ孤島だ 耳元の足音に罵られた。 倒れこみ死体になろうとしない 俺を跨ぎ蹴飛ばして行進する人の波 俺の血を踏め! 赤い足跡は次第に重なる。 俺の血を踏め!! 赤い足跡は次第に重なり合い レッドカーペットが敷かれる。 希望を迎えるためのレッドカーペット ---------------------------- [自由詩]正しい人たち。/幽霊[2019年7月3日23時20分] 粘土のような人の心 男女平等の主張は一時のトレンドでしょうか? 奴隷の所有も当時のトレンドでしょうか? ブームは繰り返すでしょうか? 月光.. 冷たいギロチンがカタカタと震えている カラフルな香りのする銀貨をコイントスすると満月と重なりガラスで作られた主張が煌めく 銀貨の落下を追い越すギロチンの刃はいけない味がする人々の言葉を噛み砕いた ぱら..ぱらら..砕け散る言葉の数々に血が滲んでいる それは虚しい。 ---------------------------- [自由詩]詩作/幽霊[2019年7月4日0時26分] うんこのような詩でいい! いいじゃないですか! 詩情..それは排泄欲でしょう そう思いませんか? うんこのような詩がいい! それがいい! あなたは何を食べましたか? 紙の上に跨がりましょう! けれどね..紙の上に本当の詩はなく 排泄後の心が詩でしょう。 ---------------------------- [自由詩]文字/幽霊[2019年7月9日8時49分] あなたはこう呟く 「私は詩を書いてはいけないのかもしれない。 だって私は詩の試験を受けたことがないから…」 あなたはいつからか詩人に憧れた 「すごいですね!詩検定一級を持ってるんですか!!」 「わぁっ!詩作免許証ですね!!かっこいいなぁ…」 こんなにはしゃぐあなたを忘れられないよ あなたはいつからか詩人に憧れたんだ 最近あなたはこうも呟く 「私は文字を並べる。ただしいけない並べ方をしている…」 そして文字はこう叫ぶ 「わたしたちはあなたに並べられる、あいうえお表や国語辞典あるいはあなたの頭の中の引き出しから駆りだされて…。ただしいけない並べ方をされたとは思わない!!」 ---------------------------- [自由詩]あんなあれ/幽霊[2019年7月13日17時07分] あれはああで これはああだった。 だからああなるだろう。 そしてああなることもある。 あれはああなればいい。 あれがあるとあれもああなる。 無菌室 退屈 氷結 寂しく 音色 ねむり あなた わたし 殻 カレンダー 使う 麻酔 心 海 柔らか 満足 レストラン 素晴らしい ---------------------------- [自由詩]何かが起きると/幽霊[2019年7月15日3時30分] 私に麻酔が必要だとしたら 私は私を私と呼ばなくなるだろう。 そう思っていれば何が起ころうと私でいられる。 何かが起きると何かも起きる 魚が焼ければ良い薫りがしてくる。 そうすればよだれも出てくるし胃も黙っていられなくなる。 そんなことがある。 何かが起きると何かも起きる。 ---------------------------- [自由詩]どんなあれ?/幽霊[2019年7月20日19時56分] どんなにああであってもそうはならない なぜならこうだから。 どんなあれもああだった。 あれはああだ。 あんなあれもきっとああだ。 あんなにああなんだから。 太陽 雪 好き 宝石 降る かき混ぜる ダンス ざかざか 骨盤 ホルマリン 指紋 こども アイスピック 足音 みどり からんころん 地下 ---------------------------- [自由詩]風車/幽霊[2019年7月27日6時53分] あれがああだとしても風車はああだ ああしているあれ。 あんなあれはああしだす。 そうか… 私は風車にはああしない。 『香水』『涙』『休み』『美』『ドア』 『ひどく』『誓約』『くすり』『コンパス』 『電撃』『良い』『星座』『醜』『手放す』 『メッチェン』『音色』『くすぐり』『寵愛』 ---------------------------- [自由詩]熱心な敗北主義者/幽霊[2019年8月15日11時23分] これさえあれば… これは敗北を許される 敗北許可証 これさえあれば大丈夫。うん 途切れた天使の足跡… その傍らに落ちている羽をペンにして 手紙を書いてみるのだ 天国へ飛び立つ紙飛行機。 これさえあればと思っていた… だが敗北許可証はもう捨ててしまおう ---------------------------- [散文(批評随筆小説等)]赴くままって?/幽霊[2019年8月24日7時56分] ベッドの柱に小指をぶつけた!さぁ何事もなく椅子に座って読書でもする?…そんなとんでもない!スマホを落としてしまって(ヤバッ)その落下(間に合え!)を追って手の小指をぶつけたわけじゃない。いつも隅っこにいて、おとなしくて、爪が可愛らしい足の小指(指のアイドル)をぶつけたんだ。なんてことだ。どうなる?。そんなときに「痛っ!」だの「クソっ」だのと言ったり、飛び跳ねたり、のたうち回る。?うん?ふむ?…?わざわざ誰に聞かすでもなく音声にしてみせる。今この瞬間にもひどく豪快に小指をぶつけている人がいるかもしれないがその人の阿鼻叫喚は聞けないな。なぜ言葉にするのか?言葉に何を頼っているのか?もしかしたらこれは人の表現行動における源流?原液?これは原始詩?。言葉にすると痛みが和らぐ効果もあるように思える。ベッドの柱に向かって悪態をつく。「ふざけんなっ!いってえなこのやろう!」「クソっ!なんでこんなとこにあるんだ!」そう言うと「あなたが寝るため、あなたに置かれた」とベッドが言い返す…ということはなくてベッドはじっとしているだけ。「ごめんねぶつけて」こんな風にベッドを気遣って謝っている人がいたら好きになってしまうけどそうはいないな。どこかにいるかも。いてほしいな。もう詩を書くのに苦しみたくないなぁ。詩作を嫌なものにしたくない。何かの痛みを和らげるように書きたいな。そうせずにはいられないような、ベッドで寝ていて楽な姿勢を探すように書けないものかな。感情の赴くままに書きたいなぁ、それは多分ベッドに小指をぶつけた時の叫び(痛ぁっ!!)だったり、ベッドに小指をぶつけてベッドに謝ってしまうような人とのデートが決まったときの叫び(やった!!)が勝手に文字を連れてきて、その時の感情に連れてきた文字が溶けて混ざりあって気持ちのいい言葉の連なりになっていくことかなぁ…。 痛っっ!! ベッドから落ちた… ---------------------------- [自由詩]色々/幽霊[2019年8月27日19時30分] はぁ…。 この感情と長く付き合いすぎた ルービックキューブの色を揃えたかっただけなんだ しかしまぁ… とうとうこのままの方が色々おもしろいと思いだした あと美しいなぁ!。 ---------------------------- [自由詩]うずしお*/幽霊[2019年8月29日15時02分] いのち、光輝きます いのちを??(生け贄)として 幸せ、花開きます 不幸せを?(養い)として どんなに喜びの深い海にも 一粒の涙が 溶けていないということはないのです くじらの大きな口 ふぐの毒 さめの歯 かめの甲羅 かにのハサミ ちょうちんあんこうの灯火 てっぽううおの狙撃 たこの墨 プランクトンの献身 海のすべてがまちがいにはならないです いのちを愛した うずまくように激しく愛しました *ひだかたけし『命、輝いて*』より無断拝借。 ---------------------------- [自由詩]恋の悩み/幽霊[2019年9月1日2時15分] 視力を失いつつある。 「恋は盲目」シェイクスピア 視力を失った。 誰だか分からないあなたの頬を撫でると 「愛してる」と言っている。 「どうしても愛してる」 ニキビを点字にしてまで… ---------------------------- [自由詩]とっとと/幽霊[2019年10月3日7時35分] 未払いの自由をとっとと支払え! 自由の請求書を紙飛行機にして飛ばす 神様宛て ほどなくして現実に撃ち落とされ 燃え散らかし きりもみ降下 空中で出血みたいな炎が黒い塵を残し儚くなる さぁこれはどういうことだ!? 未払いの自由をとっとと支払え!! ---------------------------- [自由詩]ジャック・オー・ランタンの中で/幽霊[2019年10月9日1時53分] マジでどうかしちまった あぁイカれたよ 頭の中でヒトラーとマザー・テレサがSEXしてる それで産まれた赤ちゃんをミキサーにかけて、そのベイビーシェイクを俺が飲み干すのさ! お前も一杯どうだ? そうだその通り 俺は精神に異常をきたしてる 俺の存在は精神科医をノイローゼにする トーチャーポルノ愛好家のシェイクスピアみたいな俺にペンを持たすなよ 俺が書いた文字は独りでに歩きだすんだ inkの兵隊を率いてお前を襲うぜ 窓ガラスが吹っ飛ぶ 俺の発想はショックウェーブ 天気の良い昼下がり "悲しみ"を洗濯ばさみで挟む中原中也 俺はジャック・オー・ランタンの中でイカれた詩を書く もうすべて理解した ばかばかしい! 俺はカカシに乗るカラス ---------------------------- [自由詩]夜の森/幽霊[2019年10月23日6時52分] 我々は夜の森を知っている 我々は価値のない恐怖をしない よくぞここまで豊かに実ったものだ 頭を垂れる稲穂 頭を垂れる稲穂 頭を垂れる稲穂 カカシに乗るカラス 我々はカカシの頭に乗るカラス 価値のある恐怖を我々のように扱うといい 我々は夜の森から来たのだ 我々は価値のない恐怖をしない ---------------------------- (ファイルの終わり)