2010 08/28 01:29
北村 守通
私は
くしゃみをするとき、鼻をつまんでする。
あるときには口をつぐんでくしゃみする。
笑われる。
そりゃぁ、そうだろうな。
しかし!
これには過去の自分のおかしてしまった罪が、未だトラウマとして
残ってしまっているからなのであった。
あれは・・・
小学校5年生の頃だったろうか・・・
思いっきり
くしゃみをした。
でっかい
でっかい
くしゃみだった。
けれども
あまりにでっかすぎて
鼻から
ゲル状の物質が
勢いよく飛んでいった。
気持ちよく飛んでいった。
けれども
教室は有限であった。
ゲル物質の飛ぶ先には
クラスメイトの背中という壁がそびえたっていた。
山中湖で見た富士山よりも
でっかく
でっかく大パノラマに広がっていた。
ゲル物質は
その大パノラマにぶつかって
大爆発を起こした。
その爆音とは別の爆音が
教室中に広がった。
以来、私は
くしゃみをするときには、鼻をつまんでするようにしている・・・