詩とメンヘル[283]
2006 11/16 06:27
山内緋呂子

働き始めてから、3ヶ月が経とうとしている。「働く」ということを、普通、のことにしたい。
始めはとても辛かった。電車で呼吸が激しくなるし、パソコンに座っていて、斜め前でFAXする人がいれば視線が怖くて手が震えていた。今もそれは治まらない。

しかし、なんとか継続することだけを目標に平日月曜から金曜まで出勤した。

仕事場にいけば、嫌な人もいるし、いい人もいる。その波の中で鍛えられる。精神面では、荒療治だが、一番健康的になる近道かもしれない。そして生活が規則正しくなる。

恋人が、「ひろこが働きに出るようになって、希望が見えてきた。先が見えてきた。確実に病気はよくなってきていると思う。」といってくれた。
とても嬉しかった。

上京して2年、すぐに好きな男が死んで、継続して働けていたのは、その男が生きていたときだけだった。その後は、国から金をもらって暮らしていた。
やっと、やっと、働けた。
これからも継続しよう。人の波の中に、慣れるんだ。
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