恋文[622]
2009 05/21 05:59
佐々宝砂

抱いてもいい
って言い方をしたら逃げる馬鹿野郎だったのだ
つか当時からそんなこと
逃げるってことくらいは判っていたのだが
とはいえ私の方がいろいろと判っていなかったんだが

私は自分が思っている以上にセクシーになれるのだが
これはまあそういう問題ではなくてだね
責任の所在とか有無とかそういう問題でもなくてね
ある意味勝負だったはずなのだが
あの馬鹿野郎は簡単に白旗をあげたのだ

いつまで白旗をあげ続けるつもりか知らないが
後期高齢者になってなお
かっこつけていられるなら
まだ白旗あげててもいいが

私は悲しいかなじきタイムリミットなんだな
それでも私は焦るつもりはない
まあ笑っておけるだけの余裕はあるし
タイムリミット過ぎたって
私は私なのであるからして

いつまで逃げますか
いつまで保留しますか

私はいつまでも私なのであるからして
私から逃げることはできん
ということを
いつになったら
あなたに判らせることができるのやらね
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