恋文[333]
2004 10/05 21:01
れつら

夢をみた

昔の彼女が風俗で働いていて
たまたまそこに行った僕とセックスをする夢
彼女は否定的に
僕は肯定的に

セーブしないままのポケモンと
ウイスキー、いっぱいになった灰皿
それから少しのつまみ、とかが
目が覚めると部屋中に散らばっていて
むっくりと起きだして仕方なく詩集を刷ったりする


そしたらきみからのメール


プリンタの機械音に揺さぶられながら
やってない仕事と、途中までやった仕事
返し忘れたメールやどこまで喋ったか戯言を
指折り数えていって
それからさっき見た夢を反芻して
やっと、何も終わってないことに気付く

ああ、あわせる顔がないなと
僕は薄くなったウイスキーをぐいと飲みやり
詩集を折ってみたり
(そのまえにポケモンをちゃんときりのいいところまでやって)
セーブした

取り置いてもらっていた言葉がゆるゆるつまらんポップスと流れ出す最中

夢を見たことをまだぼんやりと反芻しながら僕は牛みたい

消化の悪い胃袋を何度も行ったりきたりさせてある
思い出みたいになったきみの顔

躁鬱がガタガタなわけでもなく
二日酔いもない
急激に忙しいわけでもなく
授業さえ出ればね


そうだ
きみからのメールは間違いで
もう4日ほど声を聞いてないことを思い出したんだ


世の中のひとがなんで詩をかかないで大丈夫かって
そんなのちゃんと仕事してるからに決まってるんだった
忘れてた
それさえ思い出せれば
たいていのことはちゃんとやっていけるよ
遠距離恋愛とか、そんなとこ
多分


月曜の朝はいつもまぶしい
5時48分
やることはたくさんあって
今晩はきみに電話してみようと思う
やることはたくさんあって
それを片付けてきみに話すのがきっとうれしい
スレッドへ