○現代詩フォーラム短歌部○[300]
2005 09/27 02:02
山田せばすちゃん

その後の仁義なきいちごつみはこっちに載せます。

山田せばすちゃん
●アンパンマンは哀しからずや胸の傷こらえて今日も空に彷徨う
こもん
●つきぬけに青い空には慣れないと彷徨うことを拒んだきみよ(彷徨う)
汐見ハル
●青い青い川のほとりに腰かけて素足の先で未来を弾く(青い)
りっと(里都 潤弥)
●未来かまぼこ遠くの海の鮫鯖の性別の無い臓物の味(未来)
関根悠介
●「日陰のネ、スズムシみたいに生きるのだ」そうだ。無-性別を望む彼女は(性別)
山田せばすちゃん
●押し洗いして日陰にてそっと干せ祖母の木乃伊(ミイラ)を崩さぬように(日陰)
こもん
●座敷には祖母のおもかげ存在の忘れ物のよに染みついていて(祖母)
汐見ハル
●天井の染みを何かになぞらえることができない、ひとり、深々(染み) 
りっと(里都 潤弥)
●工場にみかんの木があればいいと何か青空探して言った(何か)
関根悠介
●あきらめてひとり「砂」にて頽れる光る體は木かまぼろしか(木)

互選秀歌は汐見ハル
●天井の染みを何かになぞらえることができない、ひとり、深々(染み) 
でしたー。
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