HHM2(第7回批評祭)!!!!!!![47]
2014 04/10 16:20
澤あづさ

>>44 こひもともひこさんへ

>私が一番もったいなく感じるのは、作者に答えが聞けるのになあ・・・というところですね。もちろん、作者の自作解題が正解というわけではないのですが、澤読解と作者解題を見比べて、そこからさらなるなにかが生まれる可能性はある。
>けれど、作者解題があると澤読解は書けなく(書かなく)なるし、そもそも作者は自作解題しない理由ばかり考えている。

 いま不意に思ったんですが、ともするとこひもさんの目には、わたしの言動が「作者の自作解題を牽制している」かのように映っているんでしょうか。
 そのように取られても無理のない言動を取っているような気が、いまさらしてきました。
(語調の鼻息が無意味に荒すぎたことを、いまさら反省しています)

 そうだとしたら誤解なので述べますが、わたしは「自作解題は無益・有害な行為である」とは微塵も思っていません。
 著名作でいうと、たとえば鴎外の『高瀬舟』(http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/691_15352.html)は、わかりやすすぎるほどわかりやすい小説ですが、作者はさらに『高瀬舟縁起』(http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/46234_22010.html)で自作解題までしています。ここまでして「伝えたい」というのが、創作の常套なんだろうと思いますし、異論を唱える理由などどこにもありません。

 共感を得られるかわかりませんが、ご参考までに、以下のやり取りをご覧いただけたら幸甚です。

◆水魚(紅月)さん『delphinium』に関するコメント授受◆
 http://mb2.jp/_prs/7746.html-0,2,4
※No.0が作品、No.2が澤あづさのレス、No.4が作者さんのレスレスです。

 わたしは、こひもさんのおっしゃるネットの特長を活かし、作者さんとの上記のようなコメント授受をなん度も繰り返しました。
 今回の読解も、「あるいは書きたいことが最早そこにしかないのかもしれません」(http://mb2.jp/_prs/7746.html-4)と作者さんから聞いた題に、自分なりに沿ったつもりです。
 わたしとこひもさんの持論は、物言いが違うだけで、そう甚だしく乖離していないはずだと自分では思っているのですが、いかがでしょうか。

 繰り返しますが、わたしは「自作解題は無益・有害な行為である」とは微塵も思いません。
『高瀬舟縁起』のような、作品として成立している自作解題は特に。
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