2005 01/07 12:07
六崎杏介
僕は遊戯詩人-未生響氏に多大な影響を受けています。あの方の詩こそまさに言葉による芸術、祝祭的言語空間!読む度僕なんかまだまだドサンピンだなあ、と思います。喜びとともに。そして詩を書いている方々に是非読んで欲しい氏の著作が「詩的遊戯術」です。
多くの遊戯手法ー列記すれば、「帽子のなかの言葉」術、「胡麻振り出し機」作文術、「優美な屍骸」遊び、「仮定ごっこ」、「質疑応答」、「三段論法」遊び、「S+7法」
「プロテウス詩編」、語順転換、作品交叉、すりかえ語、LSD-意味定義文学、アナグラム、回文、類音重畳法、集字法、同音異義語法、異文法、全押韻詩、表面訳、その他ーについて細かに例文をそえながら解説し、さらには音響詩やレーモン-ルーセルの作文法まで扱う、素晴らしい本です。是非興味の湧かれた方はご一読を!