雑談スレッド2[161]
01/06 16:38
佐々宝砂

>ボルカさん
レスするの忘れていたけど、「バクロン」というルビ。かなり気にいりましたです。
個人的にタイムリーヒット、満塁だったので一点入りました模様。
しかしまだ走者?名、走者一掃のホームランを打つのは誰か?
(一掃しちゃだめだってばあ)

さて。

TAKEさんのお書きになったこと、特に下記のあたり、

>常々私は思うのだが、「傷つく」という言葉は、それ自体にはほとんど意味がなくて、溜息のようなもので、可愛いとか、悲しいとか、そういう感嘆調の表現ではないかと思う。

私はとても納得しました。おっしゃるとおりです。でも、まあ曖昧で不正確な言葉もときには必要な場合がある。ため息ついてそれで気分がおさまるならいくらでも吐け吐け、と思います。「傷ついた」「悲しい」「寂しい」好きなだけ言えば? なんなら「やりたい」とか、一見具体的なようで実はまるきり具体的でない不正確な言葉でも。言いたいことは言いたいだけ言えばいいんではないか、と最近の私は思います。TAKEさんの姪御さんにしても、いじめの初期に「傷ついた」という言葉を使わなかったとしたら、誰にも自分の感情を伝えることができなかったかもしれません。必要な場合には「傷ついた」と言うべきです。

私自身は、本来、あまり、傷つくの傷つかないのということを言いません。ただ、ときたまわざと使います。「傷ついた」という言葉は、傷ついた経験を大切に抱きしめてるような、トラウマの自覚がある相手にむかって使うと効果的です。ちゅーかそういうひとは、私が使うまえに向こうから「傷ついた」という言葉をつかってきます。私はオウムのように「傷ついた」を使い返すだけです。単純に考えてくださってわかると思いますが、人を傷つけた自覚のない相手にむかって「私は傷ついた」「おまえのせいで傷ついた」「おまえのせいであるひとが傷ついた」と言ったら、言われた方が傷つきますね。だから私は相手を傷つけるつもりで、「傷ついた」を連発する相手に「私は傷ついた」「私も傷つきたくない」というたぐいのことを言います。さよう、私は、嘘つきなうえに言うこともぐらぐら変化する、性格悪いいじめっこなのです(笑

とはいえ、私は、ほんとうに困った羽目に陥っている子どもや、現実的実際的に弱い存在をいじめる趣味はありません。大の大人が言い訳めいた口調で「傷」がどーたら言ってると、いじめたくなるだけです。つけたにしろ、つけられたにしろ、傷は自慢になりません。隠す必要もないけど、あえておおっぴらに「傷ついたー」と叫ぶ必要もないでしょう。TAKEさんの姪御さんに比べたら、私たちは大人だし強いし自分で自分の面倒をある程度はみられるはずです。病気もトラウマも無知も不幸な生い立ちも自慢にゃなりません。甘えてんじゃねえってーの、というわけで今回の佐々宝砂は、かなり意図的に「いとうハラスメント」をしてしまいました。申し訳ないです。すみませんです。が、言いたいこと言えましたので個人的にすっきりしました。ありがとうございます。いとうさん。しかしこのへん見事に「オマエモナー」でありまして。「傷」がどうたらとか「私はAC」とか「私は鬱病」とか、言わないようにしようとこれは私の新年の決意。

ま、男だって女だって甘えてもいいんですがね、甘え方にもいろいろありましょう。私は少なくともあなたの母親ではないし、あなたは私の父親ではない。私は別に守ってもらわなくていいし、守ってやろうとも思わない。父性・母性的な守護は、真剣にガス室の匂いがします。でも守護って必要なんですよね、ときには。理不尽な(意味のわからない)攻撃が突然空から落ちてくる世の中では。

ガンジーのごとく無抵抗主義を貫きたい、と思うこともあります。私がほんとうにたったひとりで立っているならば。でも私はひとりではない。そこらへんがむずかしいのです。
スレッドへ