雑談スレッド2[118]
01/02 02:00
いとう

奥主さんの文章を興味深く読んでいます。
私自身は「内容よりも先にスタイルありき」と考えていて、
その観点から、自分の立場に立って考えてみました。
奥主さんの感覚と異なっていると思われる部分を抽出しますが、
もちろん、これは奥主さんの発言への批判などではありません。
違いを露出することによって、
何かさらに見えてくるものがあればよいと考えています。

まず、私の中では、「スタイルへの反感」と「内容への反感」は同一にはなりません。
スタイルの反感はあくまでもスタイルに対してのみの反感であって、
スタイルに反感を持ったからと言って即時的に内容への反感へはつながりません。
そういう意味では、
「スタイルに対しての是非の論議にまで話が拡大してしまう」のではなく、
「内容に対しての論議の前にまずスタイルに対して反応してしまう」
ほうが感覚的には近いです。
たまに、自分のサイトに、
一般に「荒らし」と呼ばれるような書き込みが発生することがありますが、
その場合も、書き込みを読んで、たいていは、
「発言している内容については否定しないけれど、書き方がまずい」
という趣旨の発言を行います。

もう一点、「暴言」と「批判的な意見」「反論」などは、明確に区別されるべきだと考えています。
あるいは「暴言」という言葉に対する受け取り方が私と奥主さんの間で異なっているのかもしれない。
私の中では、「暴言」というのは純粋なスタイルの問題ではなく、
その内容も踏まえての判断となります。
何らかの対象に対し一面のみの見方で判断し、それのみを是として、
他の面から見た意見、見解等を唾棄するような発言を、基本的に「暴言」と捉えています。
別の側面からの見解を提示する分においては、特に反感を持たず、
それらの内容によって「批判的な意見」や「反論」、
あるいは逆に「肯定的な意見」「叱咤激励」などとして受け止めます。

で、スタイルの話に戻って、
個人的な見解、あるいは方法論の提示になりますが、
「片一方で発言内容ということで同意の立場を取る方がおられ、もう一方で発言の姿勢に対する反感を問題とする方がおられる」ことを踏まえ、
自身の発言の“内容”を受け止めて欲しいのであれば、
暴言のようなスタイルを取らず、もっと別のスタイルを取ったほうが、
より多くの人に受け止めてもらえると考えています。
そうすれば、
まず内容を汲み取ろうとする人は、どういうスタイルであろうと内容を汲み取ってくれるだろうし、
さらにスタイルで判断する人にも、自身の意見を汲み取ってもらうことができます。
そのほうが、物事がスムースに動くと思っています。
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