雑談スレッド2[114]
12/27 03:15
佐々宝砂

申し訳ございません。いきなり謝ります。実は「暴論を吐いてみな」という台詞自体がパクリです。記憶曖昧で申し訳ありませんが、北杜夫でしたか、マンボウシリーズのどこかに、「さようこれは暴論である。男ならば暴論のひとつも吐け」というたぐいのことを書いておりました。思うに、暴論というものはレトリックのひとつの方法に過ぎません。パクリも挑発も嘆きも揶揄もそうです。私のモラルというものは、こんなふうに考えてしまう程度に脆弱です。

私たちは言葉を使います。言葉で嘘がつけます。人を傷つけることもできます。言葉でこれまでなかったものをつくることもできます。ありもしないようなすばらしい夢と希望が描けます。言葉は両刃のつるぎです。そのような武器を持つものとして、私は、最低限のモラルとして、他人をなるべく切らないようにしたいと考えますが、たまに切ってしまいます。しかし、他人を切る刃が自分を切るのは当たり前。人を呪わば穴ふたつと申します。「オマエモナー」と言われずとも、その程度のことは認識していたく思います。山せばさんと同様に、自戒をこめて。
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