詩集・詩誌のスレッド[69]
2006 01/25 21:27
松岡宮

松岡ですこんばんはです。

なんとなく思ったんですけど、いわゆる現代詩の名作を読んでいると、簡単にいえば「たちはらみちぞ〜」などを読んでいると、昭和初期の気分というか、あまり詳しくもないけど女性が髪の毛をアップにしていた頃にありがちだった女性の気分が伝染してくるような気がします。良子皇太后の伝記?をあわせて読んでいたからかもしれないけど、ケモノみたいなわたしも、ちょっとおしゃれになれそうな気分。かしこまって、可愛がられて。いわゆる名詩ってそんな気分にさせるような気がするのですが、なんかうまく言えませんが・・・・。

年代の気分といえば、わたしもずいぶん変な気分を自然と背負い込んでいることに気づかれます。ナチュラルなんぞという概念が一番と思わざるを得なかったり、こぎれいというか「子可愛い」ものに夢中になったり、そういう自分を可愛がったり、小さくて華奢なものが好き、すっきりとした清潔なものが好き、ほんと、ブロンズもフェイクファーも縦巻きロールも今一歩乗り出せなくて、ゴミの分別を一生懸命行って良い気分になってみたりする自分がとてもいやになるが、いかなるアーティストの作品でも、たとえば詩集とか詩誌とかについてもそういう変な世代間ギャップってあるのかもしれないなあと思わされます。

でも、たちはらみちぞ〜に連れてゆかれる昭和の世界も、別に自分の世界じゃなくっても、なんかいいものだと思います。
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