初心者向けポエトリー・リーディング[8]
08/10 04:50
いとう

>>7
僭越ながら。
えと、まず、裏づけのために少しネットをくぐりましたが、たいした情報が出てこなかったので人伝に聞いた記憶を頼りに書いています。と断り書き。
どこか間違っていたら、どなたか訂正お願いします。

で、「スポークン・ワード」(正しくはスポークン・ワーズですが)は、
歴史的に見れば、海外でポエトリー・リーディングやラップの源流となったパフォーマンスのようです。
日本語に相当する言葉がないので英語なのであって、「英語にしている」わけではないみたいです。
敢えて言うなら、「言葉を用いたパフォーマンス」となると思います。

ジャンル区分したからどうこうというものではないですが、
佐々さんの一度目のパフォーマンスは、おそらく「アジテーション」に近いものだと思います。
「アジテーション」もスポークン・ワーズです。同様に、異言もスポークン・ワーズです。
実際SSWSでは異言やってた人もいます。
(SSWSで異言やってた人がいるからスポークン・ワーズだと言ってるわけではなく)
「詩とは関係ないパフォーマンス」であるかどうかは、その異言で詩を読んでいたかどうかとかかわると思いますが、いずれにせよ「言葉を用いたパフォーマンス」となります。

蛇足ながら書いてしまうと、
「ポエトリー・リーディング」と「詩の朗読」は(日本では)発生の源流が異なっていて、
現在は混じり合ってごっちゃになっているような気がしています。
狭義では異なったパフォーマンスになると思いますが、
それはパフォーマンス性の差を大きな要因とするのではなく、
歴史性の違いを大きな要因としている、みたいな。
なので、聴きながらどれが「詩の朗読」でどれが「ポエトリー・リーディング」かなんてことは、判断できないのですが。
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