2004 11/27 15:59
Six
【バッタリな夜】
合唱団のおじさんたちと、仕事の後で熱燗とおでんを頂いて、わたしとしてはまだ少々飲み足りない気分だったので、駅に向かう彼らと離れて、居酒屋へ向かった。その前に、おじさんたちとは少々色っぽい話題で盛り上がっていたところだったので、「やや、あいつ、何処に行きよる？」と、わたしの行動を疑う人は多かったであろう。しかし、酒なのである。賀茂緑・今朝しぼり という酒が入荷したらしいのです。今朝方、蔵元で瓶詰めされた酒らしいのです。それだけを、飲みに来いというメールが居酒屋の方よりありましたので、わたしは、それを目指したわけです。
熱燗で少々火照ったアタマに、いつもの居酒屋の灯りは、やさしかった。混み合った店の喧騒が、心地よかった。「あれれ。席、あいてないですかねえ」と、戸口の所で店内を見渡していると、「あ」という声と視線がわたしにむけて。「あらま」。それは、いつも一緒に飲みに行く飲み仲間のＫさんだった。バッタリだよ。びっくりだ。
その夜は一杯だけ、というわけには行かなかった。
次の朝、下血していた。うへえ。