2008 10/24 12:52
白糸雅樹
ハンセン病資料館見学オフ
かつてハンセン病(らい病)の人は、国によって強制的に隔離されていました。今では隔離されてはいませんが、隔離施設の中で長い人生を過ごし、老いたがゆえに、一般社会で自活できない人もいます。元ハンセン病の方が、数年前に団体旅行に行こうとしたら、旅館に宿泊拒否されて裁判になったこともありました。
詩人として、またそれ以前に今の時代に生きている人間として、知っておかなくてはいけないことだな、と思っていたら、折りよく、子供時代に隔離施設に収容された方々に焦点を当てた展示が、11月30日まで、国立ハンセン病資料館で開催されています。一緒に見に行きませんか?
日時:11月30日(日曜)
東村山駅改札前集合:11:00a.m.
東村山駅東口、秋津行きバス乗車:11:56発
11時に集合して、お昼をみんなで食べた後、バスと徒歩で資料館に向かいます。久米川からだと、資料館前までのバスがあるのですが、アクセスとお昼の関係で東村山集合にしました。遅れて資料館現地での合流を希望される方は、西武新宿線久米川または西武池袋線清瀬からのバスが便利です。
国立ハンセン病資料館のHPはこちら。
http://www.hansen-dis.or.jp/
東村山からの出発組は、少し歩いて、かつて隔離施設だった療養所多磨全生園の中をつっきって、資料館に向かいます。入所者の方々の努力で緑多く散歩に好適です。かつての療養所の建物を移築した建物や、反抗した患者を閉じ込めた独房の跡など、さまざまな場所に、立て札が立っています。資料館見学後にもう一度中を歩いてみてもいいですね。
国立療養所多磨全生園のHPはこちら。
http://www.hosp.go.jp/~zenshoen/
見学する資料館の企画展示は、こういうものです。
「ちぎられた心を抱いて −隔離の中で生きた子どもたち−」
会期
2008(平成20)年9月27日(土)〜11月30日(日)
[解説]
かつては日本でも、子どもがハンセン病にかかることがありました。そして、たとえ幼くても、発病した子どもたちは親や兄弟と引き離されて療養所で暮らさなければなりませんでした。
ハンセン病患者だけの世界にも、子どもらしい生活はありました。しかしその底には、親、兄弟を恋しく思い、故郷を慕う気持ちが流れ続けていたのです。
この企画展では、親や兄弟との絆を追い求め、心をひきちぎられたまま生きなければならなかった子どもたちの思いを伝えます。そしてみなさんが、自分の悩みを認め、あるいは友達が苦しんでいることに思いやりを持つきっかけにしていただければと思います。同時に、「この世から消えてしまいたい」と思うような苦しみを心の底に抱えながらも必死に生きた療養所の子どもたちの姿から、生き抜くことへの力強さを感じていただければ幸いです。
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参加される方は、なるべく、イベント雑談スレのコメントか、メッセージで参加表明してください。連絡用の携帯電話の番号をお知らせします。特に、東村山からのバスから合流される方は、最初から集合した組がお昼ご飯が長引いてバス変更になる可能性がありますので、連絡先をお教え願えれば幸いです。
今のところ、参加予定なのは、白糸の他に、奥主榮、大村浩一さん、鈴木もとこさんです。どしどしご参加ください。
資料館での合流される方の為の、バスの時刻表のHPはこちら。
http://www.seibu-group.co.jp/bus/timetable/dia/timechart/jikoku070101003.html