恋文(699) ながしそうめん10軒目(72) サイト内の作品やひとことダイヤリーで詩とは何か感じたこと(147) 連座 萬草庵 参軒目(208) システム関連スレ3(762) Youtube配信スレ(249) 貴方の座右の銘はなんでしょうか?(92) エリオットしとりあそび(18)(636) 食べているかい?(487) 韻踏み処(21) 雑談スレッド7軒目(624) 絵本スレッド(180) うっかり寝落ち。 2023年4月(3) 好きな詩人(98) フリーの書き出し集(7) ぼくのわたしの美味しいカレー(115) 日英日翻訳でいい感じのフレーズが生まれたよ(112) ロックって何ですかね(789) 人間なんてららーらーららららーらー♪(357) 題名だけのスレ12(744) [分類別リスト] [過去ログ倉庫] [すべてのスレッドを表示]  戻る Home

【petit企画の館】/蝶としゃぼん玉 (創作系)スレッドオペレーター:ハァモニィベル
***

【petit企画の館】

当館へようこそ!いらっしゃいました。
お気軽に中へどうぞ。

この館の【趣旨・目的】は、あくまでも「創作を促進すること」です。

 --------------*--------------
ここでは、次のことを、お愉しみいただけます。
 --------------*--------------


◆Menu◆

【1】:プチ企画をつくり、この場に投げる。(テーマだけでもよい)
【2】:企画について検討し合うのもアリ。
【3】:企画者と参加者は、それに沿った作品をこの場/その他に投稿/報告する。
【4】:前のプチ企画が終了したら、次の企画を提案する。
【5】:自由に関連した話題を提供/談義しながら、創作意欲を刺激し合えればgood!

(注意書き)
********************************
詩に限らず、文芸全般・漫画原作・映画(ドラマ・舞台)シナリオ
など、和洋、古典・現代 を問わずに、俎上にのせてかまいません。
********************************

オカシナ記事が書かれた場合などには、スレ主の判断で、いきなり、又は注意忠告をした上で、
削除する場合もありますので、事前にご了承ください。

基本的には企画提案者が仕切ってくださる方がいいので、自由円滑に書いてもらえたら
うれしいです。読んでいる人が愉しいと思う場所にぜひしてください。

(尚、本スレッドは、下記スレッドを引き継いでいます。
 http://po-m.com/forum/threadshow.php?did=316267 )

それでは、開幕です。

********************************

[679]ハァモニィベル[2018 05/15 02:49]
やけに安定感のない定義だな。
しかも、誤読されやすい感じの。

>「人の心に住まう野望を抱く未熟な冒険家。」

独特な感じの言い回しが何ともいえずB級グルメの味わいがあるぞ。
とはいえ、

悪魔を、その人自身の中に居るもの、と捉えているのは、まあナルホドというポイントだね。

 野望の割に未熟な

とせずに、「野望を抱く未熟な」としたのは、(【悪魔】の作用メカニズム)への洞察が
あるわけだな。

 【野望】と【未熟】がセットになっていることによる、不安定と危機を承知での衝動
という、ね。


内容は私が読んだからよかったものの、もう少しわかりやすく形を整えてほしかったね。




 たっこんぐの辞書を読んで、私が思いついた定義はこうだ。


【悪魔】① 危険を目の前にすると背中を押し、機会の前では羽交い絞めにする、やることが逆さまな、心の神。




通常は、悪魔はあくまで外側に居ると捉えるだろうから、


【悪魔】② ひとの物置にしまわれた欲望や恐怖に、ニコニコ放火して回るひと。


くらいに書くと一般的だろうな。



更に、その二つを合わせた定義も必要だと思うね。


【悪魔】③ 自分の背後にいる(敵の)天使。

身近にいる天使(に見えるひと)が、本当に自分の天使とは限らない。
       悪魔に見えるひとはまあほとんど悪魔であろうが、天使に見えるひとも
       よくよく吟味してみれば、けっこう邪魔をする、悪魔の使いである場合がある。
       その辺りの見極めができないと、恋愛や結婚で大失敗することになる。
       意志の弱い人は邪魔されたり横道に逸らされないように要注意である。




これで、どうやら、私の『【悪魔】の辞典』は一応完成したようだ。




あとは、
    るる辞典  と、ワトソン社の辞書がもう一冊


刊行される筈なんだが・・・、

(もしかしたら、絶版かな)
 

[677]ハァモニィベル[2018 05/14 20:08]渚鳥
じゃあさ、取り合えず、

【悪魔】 の定義を募集しようか。


すでに、タッコングは色々述べてくれたけれど、
一言でズバリ、定義すると、どうなるのだい?


皆さん、各人各自の辞書を開いて、
   そこにある定義を聞かせてくれたまえ。


 一言でズバリ という(条件)がキビシイかもしれないが
 電源が切れないうちに入力できるメリットもあるね。


因みに、(天使の反対)とかそういう凡庸な書き込みを嗤うのは
【悪魔】だろうね、きっと。【仏】は憐れむよ。【神】はカミナリを落とすだろうな。



 

[673]ハァモニィベル[2018 05/14 03:54]渚鳥


『悪魔の舌 PART2』


五月始めの或晴れた午後のことであった。
3時を少し回った頃、私はただ何となく
空を見上げて、ぼぉっとしたまま、無心な
状態でいたと思う。突然、スマートフォン
が鳴り、ハッと我に返ると Line の通知が
来ていた。

見ると次の数句が記されてあつた、
「<羽の消失がもたらす花の喪失について>という題で、
是非とも貴方様に講演をお願いしたい 301人類」。

交通費、宿泊費など全額もつから、何としても ××県
△△市の○○まで来てくれという内容が確認できた。
くれぐれも独りで来るようにと念を押してある。

(コレは何だろう? この301人類と云ふのは)実に妙である。
知らない相手だし、人物の名にしては奇異であった。詩人的な
謎であろうか?私は考へ始めた。
発信時刻は 3:24。瞬間睡眠から覚めたように必死に考えてみ
たが、どう考へても解らない。兎に角、××県△△市の、その
あまり馴染みのない地方都市までこうなったら、行って見
る事にした。


そこは、温泉地であった。
私は、そこで、脳を食べる温泉につかった。
「鼻から入りますから、どうぞご注意を」
そう言って私に近づいてきたのは、パブロフの蚊であった。
向学心旺盛なパブロフの蚊は、さすがに、細くて長い口を尖らせて
私に訊いた。
「貴方のような人が、何をしにこちらへ?」
「ええ、不思議な伝言をもらいましてね。この街で
 <羽の消失がもたらす花の喪失について>講演をしに来たのです」
私がそう答えると、パブロフの蚊の全身に一瞬恐怖がはしったのが
こちらにはっきり伝わってきた。
「そうですか、それはそれは。特にわたくしに取りましては、Kissは重罪になります」
そう言ったきり、パブロフの蚊は、悲痛なほど、暗く俯いて黙り込んだ。

一言もしゃべらなくなったパブロフの蚊をそこに残し
脳をすべて食べられないうちに、私は、脳を食べる温泉の湯から出ようとした。
すると、そのとき、
パブロフの蚊は、突然、私を引き止めて、こう言った。

「いいですか、気をつけて下さい。この街で・・・、この街では、
 一言たりとも、美しいものを美しいと言ってはいけません。
 美しいものを美しいと言った途端、あなたは死にます。いいですか
 くれぐれも、注意なさって下さい。くれぐれも・・・・」



私は、その夜、もっとも美しい夢を見た。


 

*******
さて、
5月の残り、

  五つほど種を植えておきます。


一、【「美しい」と言えば死ぬ】
ニ、【Kiss は重罪】
三、【羽の消失がもたらす花の喪失について】
四、【脳を食べる温泉のひととき】
五、【パブロフの蚊――その華麗な一日】


以上は【お題、or テーマ】のヒントです。
(自由に変更可)
よければ、どうぞ自由参加です。

+
 

[672]ハァモニィベル[2018 05/12 20:35]渚鳥


『悪魔の舌』

https://po-m.com/forum/showdoc.php?did=338345


 

[671]ハァモニィベル[2018 05/12 17:01]渚鳥
+

「Devil's Tongue」 が 集まれば、それは

『The Devil's Dictionary』であろう。

辛辣な定義が並んでいて愉快な古典名著
アンブローズ・ビアス『悪魔の辞典』(1911)を思い出すね。


実際には順序が逆で、
たっこんぐと、定義をめぐって談話したので、

 定義バトルでもしたら面白いのかな、とぼーっと考えてたわけ。それで

定義といえば、―→悪魔の辞典 ―→悪魔の舌
と発想したわけ。


「悪魔」という語については、(常識に反対する者)というくらいのニュアンスだね。
ビアスの『悪魔の辞典』で、
  「冷笑家」は、・・(ものが視えすぎてしまう者)だから。

村山槐多は『悪魔の舌』のラストにこう書いている。

その舌は記述の通り針を持つて居たが、 
 悪魔の顔と〔本人が自身で自己を評価して〕云ふのは
 恐らく詩人の幻想に過ぎまい。   (〔 〕内は筆者)







+
 

[670]るるりら[2018 05/12 15:19]ハァモニィベル渚鳥
No.666で悪魔の数字の番号なのは あー。って思ってました。可笑しいよね。
あら 西の魔女だよ。私。あの本が出たとき すぐに購入した。そしたら家族も私が好きそうだといって買ってた。なんだかんだで その本は 我が家に三冊ある。映画化もされた。映画化されても魅力が劣らなかった。世の中には、奇跡って あるね。
 日曜までは、テーマの祝言が続いているみたいだから つづきを提出しときますね。
うちの祖父は 蛸を目の神様だと言ってました。それを書きました。
蛸が ある意味とても優れた目(見る力)を持っているのは、どうも本当みたいです。



【蛸の触手は悪魔の舌かそれとも天界の手招きか】祝言によせて

闇にすっかりなれたのか
それとも 朝がきたのでしようか
あまたの光の柱が 
行間からまっすぐに 立っています


言葉は 今朝の朝靄のように低い場所に流れます
 言葉が 祈りとはかぎりません限りなく
  言葉は あてどないない旅をしつづけます
   言葉は あの日の煙のようなものです 高い場所にも登ります
    言葉は きな臭く饐えて息も絶え絶えに吐かれて それでも
     言葉と言葉のあまたの行間のすべてから きんいろが現れ
      言葉は 光柱をすりぬけ家屋の床下にも届きます
       言葉を もぐらが みみずが 聴いています 
        言葉が 床板と床板の隙間にも降りていて眩しいのです あくまで
         言葉が 悪魔の舌にも光を運びます 闇の中が一番、光を感じるのです
          言葉の悪戯な足跡に ふるえてるのは だれですか
           言葉が 暗闇を欲するのは 光のせいです 
蛸を 目の神だと 言って ある男は 生涯、蛸を口に運びませんでした
男には娘がいました言葉のすくない男でしたが 蛸と舟の上でであったとき
蛸と男は 見つめあい言葉でない言葉で、会話しました
医者は娘が失明すると 言っていたのです  男は まんじりと視線を離さない蛸に
どうぞ娘の視力を奪うなと言いました 言葉ではない言葉で男は蛸を約束しました
生涯 蛸は喰いませんからと言いました 娘に多くのモノを見せてやってください
娘に 光がありますしようにと 言いました 蛸は目の神様でした
蛸は様々に身をよじり見据えて 言葉を超えて、男の心の奥底を見ていたのです
網にかかった蛸を神だと感じている言葉には 力がありました
大海原に放たれた蛸は 凧のように天界と下界を自由に泳ぎ歓喜し 祝福の光を娘に与えたのです
 

[666]るるりら[2018 05/12 07:09]ハァモニィベル
興味深かったです。蒟蒻といえば、テレビで
世界で一番大きな花が咲いたニュースで、蒟蒻の種類の花を報じてて、インパクトありました。悪魔の舌ぽかったです。
 

[665]ハァモニィベル[2018 05/12 02:56]渚鳥
+

皆、素直に題名通りでしたね。

誰かしら  
  題名:『あ、熊の下』
で書くかと
想像して待っていたのですが。

それは、第二作以降に期待しましょう。

*

さて、『悪魔の舌』ですが、

なぜ、今回この題名にしたか説明しておきましょう。

●(その1)--- Devil's Tongue(蒟蒻の英語名)----

コンニャク―→ 悪魔の舌 とヒントを出しておいたので
気付かれたと思いますが、
 なにゆえ、ヘルシーフードにこんな凄い名前が付いているのか。

食べる方ではなく、
それは、どうやら「花」の方らしく、
その姿に納得。
https://search.yahoo.co.jp/image/search?rkf=2&ei=UTF-8&gdr=1&p=%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%AB%E3%82%83%E3%81%8F+%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%81%AE%E8%88%8C

一説によると、
 蒟蒻の「花が咲くのは数年に1回だけ」で、
「開花すると腐ったような強烈な匂いがする」そうで、
「世界で最も醜い花」「死体花」と言われているとか。

というわけで、花の話題が出ていた折なので、
最も醜悪な花についても一考してみたら面白いかも、
というのが題名選択理由の一つでした。



もう一つは、
(その2)-----村山槐多の同名の探偵小説があること

この作品は、青空文庫で読めますが、
私は冒頭部の導入と、ラストの清涼感が好きな作品です。
真ん中のメインになる告白手記の部分は
かなりキモチ悪いのでご注意願いますが、
そのキモチ悪さは、さっきの蒟蒻の花=屍体花のイメージに通じるものがあります。

幼児殺害事件が世間を騒がせていますが、この大正時代の作者の作品が、
とても現代性を持っていること と、
この作品の最後に流れている、ヒューマンな心への逆転を思い出して欲しい
けどな、と思ってのタイトル選択でした。



最後に、
(その3)----「たこ」=Devil Fish(*古い観念)との絡みで

Octopusへのこの言い方そのものは、古い宗教由来の偏見でしょうから意味はありませんが、
偶然にも、話がうまくつながるので、単なる語呂合わせで

  『悪魔の舌』 = Devil's Tongue
        ―→ Devil Fish のことば(tongue は言葉ですから)
つまり、

  『タッコングの言葉』

というナゾナゾが、付録として入っていた。そんな
粋な遊びがサービスされてもいたわけでした。

えっ!気づいてた?
さすが、クラーケン。

+
 

[663]渚鳥[2018 05/11 17:51]ハァモニィベル
こんにちは
>662 るるさんありがとうございます。貴作品に触発されました。



「悪魔の舌」

静寂からそっと孤独の色を抜き取って
白い目蓋に落としたタトゥーは
海の記憶を囁いただろう

光の柱が碧(みどり)の階段を奏でながら

そこは数え切れない朝なのか
限りないendなのか

悪魔の舌を縛っていた糸がほどけて
祝福のかけらにはじかれて
ウミウシはハート斑になるだろう

おおいなる宇宙の鏡よ
答えておくれよ
 

[662]るるりら[2018 05/11 16:43]渚鳥ハァモニィベル
こんにちは
書き換えスレッドの渚鳥さんの詩の影響を受けました。https://po-m.com/forum/thres.php?did=196983&did2=164



【悪魔の舌】

闇にすっかりなれたのか
それとも 朝がきたのでしようか
あまたの光の柱が 
行間からまっすぐに 立っています


言葉は 今朝の朝靄のように低い場所に流れます
 言葉が 祈りとはかぎりません限りなく
  言葉は あてどないない旅をしつづけます
   言葉は あの日の煙のようなものです 高い場所にも登ります
    言葉は きな臭く饐えて息も絶え絶えに吐かれて それでも
     言葉と言葉のあまたの行間のすべてから きんいろが現れ
      言葉は 光柱をすりぬけ家屋の床下にも届きます
       言葉を もぐらが みみずが 聴いています 
        言葉が 床板と床板の隙間にも降りていて眩しいのです あくまで
         言葉が 悪魔の舌にも光を運びます 闇の中が一番、光を感じるのです
          言葉の悪戯な足跡に ふるえてるのは だれですか
           言葉が 暗闇を欲するのは 光のせいです 

           
   
 

[661]ハァモニィベル[2018 05/11 12:30]るるりら
テーマ「祝言」だからさ

「婚約」―→ コンニャク ―→ 悪魔の舌


という連想で、

題名『悪魔の舌』 

で一本書くというのはいかが?



タイトルは、変形しても可。
とくに強制ではないので、自由参加。
(私も誰も書かきゃ書かないから)


それでは、よろしく。よければ。


+
 

[659]ハァモニィベル[2018 05/10 02:39]渚鳥
「歩く」というのは、
 一歩一歩進むことだ。自分の足の長さでね。

颯爽と速く歩く人や、場合もあれば、
一歩、一歩、と確かめながら進む人や、場合もある。
少し歩いては、ちょっと休むというのだってあるだろう。

歩くというのは、思考するのと似ている。

そして、生きることそのものだ。



たっこんぐの「祈る」=「行動」説を、好意的に
ハァモニィベル的な詩で表現すれば、


 祈りは行為の種であり
 行為のなかに
   祈りの花は咲いている


とでもなるのかな。

テーマ:祝言だからね、


私はいいやつしかワトソンとは呼ばないんだよ。
解っていると思うけど。

https://po-m.com/forum/showdoc.php?did=338289
 

[658]ハァモニィベル[2018 05/10 02:18]渚鳥
ホームズは、のほほんとしてるが度量のあるワトソンが大好きだからね。
事件が無いときは、議論もまた楽しいのさ。

>祈るのは内的行動で、仕事をするのは外的行動だろう。
>祈りのエネルギィは行動にうつった瞬間、形を変える訳でもないし無くなるわけでもない。

あくまで一つのものだと固執する意図がよくわからないね。
オタマジャクシは蛙である、って君があくまでも言い張るなら僕は反対しないよ。

哲学を浅く齧ったアダムが、蛇にそそのかされて、
二項対立はイケマセンって暗記してしまうと、かえって事の本質が
見えなくなってしまうんだな。



言語はそもそも、二項対立で区分していくのが脳の道具としてのその本領なんだよ。
なるべく単純化したい脳の便宜に即している。ただ、便宜上の道具に過ぎないことを
忘れるヤツがいるから、その限界を忘れるなと言う、反「二項対立」というアンチテーゼが
出てくる意味がある。

ところが、その<反二項対立>の限界を忘れるヤツが出てくるんだな。暗記主義者だ。
二項対立はイケマセンっていう事じたいが、二項対立そのものの発想だと気付かない。
きみがそうだと言うわけではないが、そういう輩がいないわけでも勿論ない。



オタマジャクシと蛙を(取敢えず)区別して認識してみる。このとき、
この(取敢えず)が付いていない輩もけっこう多い。それにむかって、
反二項対立を訴えて、そういう人の認識不足を補ってやるのはわるくない。
でも、(取敢えず)が付いている人間に対してまで、指摘すると、こんどは
指摘した方が単純な暗記の徒であることを露呈してしまう。

「祈る」にせよ「行動する」にせよ、
自分の頭と身体で率直にするほうがずっと気持ちがいい。

そう思わないかね。
 

[655]ハァモニィベル[2018 05/09 00:24]
「祈る」っていうのは、

《信じて待つ》ということだ。だから、《行動する》範囲の外にある
とも言える。

いまは、自分の行動範囲の外にある。それでも、諦めてはいない。
だから、祈るんだ。


漁師が、嵐が治まるのを祈るのと同じだ。
寝て起きたら、家の前に魚が大量に積んでありますように、とは祈らない。
自力の命で海と戦える状態にせめてなりますように、と
精一杯行動できる時の訪れを祈るのだ。


ただ補助線を引けば解ける問題を前にして、それを引かず
講じる手段があるのに、跪いて手を組み合わせているのは
ただの欲ぶかい欺瞞だろう。

だが、結果的に無意味な線を一所懸命、いっぱい書き込んでしまって、手応えも得られずにその
無意味さに気づいて立ち止まる。けどその自分の真心までは否定できない。でももうそれ以上動けない。
そんな風に行動が先に来た後に、祈りがやってくるような場合もあるだろう。

または、
結局のところ最後は、或る結果になるのだが(つまり、その時点の常識ではとても考えられない結果
なのだが)そうなることは(その時には)判らず、思えず、
相手や周りがどうにもこうにも無知なままに酷く常識的に抵抗してみせる場合もある。
これは、けっこう歴史によくある現象のケースではあるにしても、無知の抵抗というのは、
どの個人の内部にも、社会全体にも、ちょくちょく沸き起こる、ちょっとした付きものである。

そうした諸々のケースの中に、
実際に立っていながら、

《信じて待つ》

というのは、死を待っているのと心境は変わらない。


それでも、諦めたりせず、信じていられるのは
じぶんがまだ、信じているものを裏切らずに生きているからだな。


その意味で、
信じている主体と、信じられている客体の
両者の質によって、結果の質もかわるだけである(と哀しく待ちながら)

安らぎが在る筈の場所に、安らぎが在ることを
まだ固く信じているから、今も歩いているんだと(私は思っている)。
 

[654]ハァモニィベル[2018 05/08 23:44]
「ぽく」とか「ぽい」とか
「ぽ」ければいいのかね?

と私は逆に聞きたいね


《腑に落ちるかどうか》を、

よく考えてないぽいな、と思われるだけだ。


>行動の最小公倍数であり、最大公約数である

これは、「欲望」の詩的定義だと私には思えるけどね。
 

[650]ハァモニィベル[2018 05/07 20:18]
相変わらず、
ファイトマネーゼロで 
GW が終わったようだ。
 

[648]ハァモニィベル[2018 05/02 12:32]渚鳥
聖なるものが無い所に
文字は生まれなかった

聖なるものを受け止めようとして
文字が生まれた

これが本当であるなら、

ただ音だけの所に

「言」は生まれない。

そんなこともあるのでしょう。
おそらく
 

[647]るるりら[2018 05/02 09:36]渚鳥
おはようございます。人を祝うのって 内心では複雑な思いがあるものですよね。
自分でも わたしみたいな単純な詩ってアホだと思いましたもの。
単純な思いは、簡単にひっくりかえる性質があると思う。
そういえば、祝うや呪うには「兄」ってあるけど、跪き祈りを捧げる人の象形とのことだとか。

だから
悲しみと喜びに単純に溺れないように浮き輪を見つけたいものです。
 

[645]るるりら[2018 04/30 23:41]渚鳥
【祝言をさがしてた】



踊っていたのは 今朝見た夢の中の私だった
手のひらから水芸の水が出そうな変なポーズ
つま先だちの妙なポーズで踊ってた

それほど嬉しかったのか
たかが寝る前に「乾杯」と言って
ひさしぶりに家族と飲んだ目出度さは 
夢の中で踊るほどのことなのか

アホなのかと自分でも あきれる
突然 文福茶釜の気分が理解できた
心身が鉄でできているかのような悲哀が 
たぬきのように ひっくりかえった
日頃逢えない家族の顔をみただけで
踊る夢を見るのか 

「乾杯」といって缶酎ハイを傾けた
それだけで、扉が開いた 
心の中の景色は あたり一面の桜吹雪
顔にも口にも桜が入って
夢にはいってから踊ってしまった
健康でいてくれたという素朴すぎる感動に
祝言が みつからないまま

踊っていた
 

[644]ハァモニィベル[2018 04/30 01:57]るるりら
+


「夏は僕たちの理由」



半分鮮やかな昨日の、

現実味を帯びた

ぼくときみが


しっかりと組み合わせた
互いの片手の色が滲む。


冗談と言えばいえそうな真実は

嘘だと言い返せない答えより

悲しみに溺れてしまいそうで

街のざわめきの中では足が立たない



喜びの浮き輪を投げつけてほしい

もし、浮き輪がないのなら

互いの笑顔を想い出すことも出来ない

フェイクなままの、 何も突き破ることの出来ない

ふたり 離れ離れの、

ふたり 睡眠不足の、しゃぼん玉。




+

#テーマ「祝言」
 

[640]ハァモニィベル[2018 04/28 16:32]渚鳥
下に【補足】を入れておきましたのでご参照ください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
作品タイトルが長くて恐縮です。
+

題名:

 誰かが悟ったことを一語一義で暗記することしかできない人たちは
 いろいろを「いろいろ」と感じることしかできない の巻




「ネリリし キルルし ハララしている」
とは
何を表現したものと考えられますか。
次から選びなさい。


 NHK高校講座は言った。

はい、(火星人の生活一般)です。
いや待てよ、やっぱり(地球人と火星人の通信)かなあ。
いやいや、(地球人の未来の言葉)だと思います。

 すると、Yahoo知恵袋のベストアンサーが言った。

「よく言われている説は、『眠る、起きる、働く』のこと
だというものです」と。そしてこう続けた。

「が、そのように意味を限定してまうと面白さが半減してしまいます。
『何だかわかんないけど色々やってるんだな』と
 感じる方が、詩の鑑賞としては良いように思います。」と。


二人のメフィストフェレスにそう言われた
たった一人のファウストは
本当かな?と悩む。

(その方が面白さが半減するんじゃないの?と)


一語一義で暗記するのが得意な国民にはどうなのかわからないが


釈迦ならば言うだろうな。
この法は難解難入なんげなんにゅうなりと、ね。

テキトーな発信者が発した言葉は、帰着するところもテキトーなんだろー
そう感じてもべつにイイだろうが

言葉を発する主体が、それなりの人であれば、
やはりそれは、難解難入なのだろう、と・・・考えるべきだろうね


水面に小石を投げられて広がる波紋のように
受信して湧き起こる衝動をいかに鎮めるか
『摩訶止観』めいた、苦悩の断ち方をせずに

大自然の中に居ても、谷川のせせらぎを聴いて
そこにも意味のある意味*を悟るのが
《悟り》というものだ

せせらぎに流れる感情を汲み取れれば
自ずと、火星人の感情や気持ちにも眼が向くだろう。


考えるべきものを感じるだけのひとが多すぎる
なのに感じるべきときには考えて余計な詮索をする
繊細でも豪胆でもいられないひとたちが多すぎる



#ここで言う意味とは、テキトーな意味 ではなく あくまで本質に適った意味です。

#冒頭一行目のフレーズは勿論 『二十億光年の孤独』 (谷川俊太郎)からお借りしました。

#釈迦の「この法は難解難入なり」は、 『法華経』 「方便品第二」から。
#(分かる者にしか分からい)=同じ知性と心を持つ者同士しかリンクできない、ということ。


+
【テーマへの補足】

(苦言)は、テーマ「祝言」とは反対のようですが、その裏には、
苦言の対象から外れたものを暗に褒めている
という意味合いが隠れている。
 

[638]ハァモニィベル[2018 04/27 10:05]渚鳥るるりら


<他人の幸せと発展に拍手する心>

それが、「テーマ」ですね。


そういう心がある人は
  「木蓮」
に眼を止めるひとでしょう。


*

 「 渦 」


 花は みずからを

 最もか弱い葉であると思って 散り

 多くの葉は 我が身こそ
 
 逞しい花であると思いつつ 繁る

 樹は それを黙って哀しみながら

 春が花を愛で 秋が葉を罰する

 時間ときの渦を全身に巻きながら 樹つ


*

 
 

[636]ハァモニィベル[2018 03/23 20:29]渚鳥
↑新企画を、お好きにどうぞ。




終了です。






 『《まだ》という瞬間 』↓
http://hamonybell.blog.fc2.com/blog-entry-125.html


 

[635]ハァモニィベル[2018 03/23 19:47]
さて、《ファイトマネーゼロ》については、

 『ファイトマネー・ゼロ』

というショートショート集にでもしようかね。
タッコングのために。


 

[634]ハァモニィベル[2018 03/23 04:23]
+

 Faces in the crowd


飾窓の中にある群衆失格の街

不潔な頭蓋骨は燃えないゴミの日までは出せない

悲しみを知らなそうな顔が遠くを見ている街

生まれてからずっとコピーされた顔に埋ずまった街

洗面器の前に立って熱湯の蛇口をひねり

剥れた傷口のように新鮮なプライドを洗うと

芸術になっていく薄い皮膚の痛みが虚しい


+
 

[630]ハァモニィベル[2018 03/19 23:08]
<ファイトマネーゼロ>

というお題にも惹かれるけどね
 

[629]ハァモニィベル[2018 03/19 22:19]渚鳥
次のお題は

  < Faces in the crowd > (群衆の中の顔、顔、顔・・)

タイトルは自由. です。

#春の抒情的なイメージのお題であり、政治のイメージではありません
 

[628]ハァモニィベル[2018 03/19 22:11]
たこすけはん 真面目どすなぁ。感心や。



タッコングが暴れる先が、みんなまちまちで、それぞれですな(笑)。


 

[626]渚鳥[2018 03/19 17:51]
>614
>凍り付いた羽

や、
>621
>曇天から逃がれてきた私の眼に 重苦しい曇天

など、冒頭のフレーズ良いですね。
色や温度の詳細な記述がそれぞれ削られていて、体感としては感知できない光景なのですが、想像力を刺激してくる表現でした。

ごめんなさい、粗末な感想で……。

時間ができたらまた、来ます。
 

[625]ハァモニィベル[2018 03/19 14:57]
Thanks a lot.

読めない人というのはいつでも何処でもいるものなのでしょう。

なので、鋭く繊細な批評が現れないと、意味のあるものも、
 
 《無意味の怪獣》として、無明無知のミサイル砲火を浴びることに

なりかねません。哀れというほかありません。


 例えば

 ウルトラマンの決め技であるスペシウム光線のポーズを想起されれば、
 愚かしい誤解は生じないでしょう。

 こんなことをダメ押ししなければならないのは哀しいことです。


 なんだそんなことか、

 とひとを見下すことしかしないひとは、そういう人がいちばん問題児
のような気がします。

 そういうお方は、とうぜん、<オプトジェネティクス>ということにまで
思い至らないのでしょうから。


 こんな風に書くと、見下すことしかしない人は、こんどは、じぶんが
「見下されている」と受け取りかねませんが、そんな誤解や曲解も困ります。



もちろん、
いいとかわるいということでは、無論ありません。
(人間は皆、どこかに哀しいところを持っています)

それに、
何か学術的な知見が高級だなどといっているのでもありません(当たり前ですが)。
また、コードで解読しあって悦に入る暗号趣味とも関係ありません。(念のため)

要するに、知識もまた自分のイメージのなかの一つであり、知識がなくても感受性に
溢れたひとなら
自ずとイメージが豊富であり、それが無限といっていいほど縦横に走るものです。
そのイメージを結ぶ力が不足しているとしたら、例えばひとつの具体的な現れとし
て対話ができない、といった問題児だろうな、というそういう趣旨(個人的感想)です。

何か読んで、そこに何か美しいイメージを結べないようでは
私のような人間から見ると(ではありますが、あくまでも。それは何となく)
哀しい気がする、という、それだけです。
 註;(不味い料理を食べることは想定してませんが、仮に激マズ料理でも、
  調理法がマズイのか、素材の味は悪くないのか、などの微細な印象が可能)

受け手の方に、イメージを結ぶ力の比重が高く求められる、飛躍の多い詩的表現
においては特にそう言えるんじゃないかな、と素朴に思うからです。

TV番組のように、イメージを結ばせる力、発信側の力に比重が高いはずの分野で
最近は無残な状態が溢れ始めた時代なので、もはや、街を破壊するのはタッコングで
もないし、破壊される街にも大した感受性はないのかも知れませんが…。


それが、そうであるのか違うのかは、ご自分が御じぶんに訊けばよくわかること、それだけのことです)


*(おわり)
 

[624]渚鳥[2018 03/19 05:37]
>623

オチが上手。いつの間に東北ぽさをgettingされたのでしょう
(--;?


さて、自分で出したお題、(書いてみたはいいが)ショート・ショートで難航してます。
私は家事をサボタージュして詩を書くのはきついですね。
詩をサボタージュして家事をするのはいいけど。
なのでちょっくら抜けますわ(;´д`)←掃除が溜まっている
 

[623]ハァモニィベル[2018 03/19 01:34]渚鳥


さあそれはどうだべか。
それは、おめがおめに訊ぐこどだべ。

と、東京育ちの私同様、東北弁ネイティブではないウルトラマンが言うかどうかも
わからないことだな。

『タッコングを待ちながら』という戯曲のがよかったような気もするしね。
ただ、タッコングが現れない場合、最後の一行を訳すと、こうだろうね。

へば。


 

[622]渚鳥[2018 03/18 10:18]
>621
キリスト様(との相似性)だったんですね(@_@)
 

[621]ハァモニィベル[2018 03/18 01:32]渚鳥
**

 <タッコングの逆襲>


曇天から逃がれてきた私の眼に 重苦しい曇天が鳴いている
見ろ!キリストだ キリストにそっくりだ
十秒ほど
Glassを隔て まったく同じ二つの顔が
じっと
睨み合っている 光を反射して
地の底から笑うような 
自分とそっくりな顔が


古びたゴムのような理由で 胸が歴史のように波立ち
何処か冷めているのに、だけども欲深く波うつ腹のような
さほど無邪気でもない街が きょうもまた襲われる

ひどくマジメな粘膜の意識が
何かを あやふやにぶち撒ける街は、
最期の涙の細い尻尾まで
幾つものパレットナイフに抉り取られて消えてゆく


「その調子だよ」
あと三分しかない夜の窓辺に立って 歯切れよく〈彼〉はそう言うと、
超人のごとく飛び去った。



**


#(語注)タッコング
#身長:45メートル -体重:2万3000トン 『帰ってきたウルトラマン』第1話「怪獣総進撃」、第2話「タッコング大逆襲」に登場した怪獣。
#(引用>)地殻の変動はついに怪獣たちの目を覚ますに至った。東京湾に〔現れた〕タッコングは上陸し〔て〕暴れまわる。〔そのとき〕子供を命がけで救出した郷秀樹は〔建物〕の下敷きとなり命を落とす。〔…〕安置された郷の遺体〔…が突如〕光に包まれる。その光の正体は〔帰ってきた〕ウルトラマンだった。
 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 
 
スレッドを新規に作成したり、コメントを書き込むにはログインが必要です。
戻る
0.48sec. ver 050714.4.0
スレッドニュース

現代詩,詩,poem,comic,掲示板,投稿,本,詩集,CD,DVD,出版,音楽,短歌,俳句,印刷,芸術,漫画,アート