セックスフレンド
ゆうさく

独りの少女
家でぽつん
パンをかじる

朝も昼も
よだれを垂らしながら
愛のない快感、
思い出しては泣く

日は沈み
「夜」は家に
ゆっくり めりこむ

夜はいつまでも
セックスタイム。
快感が欲しい時だけ、
この人が好きなんだと
自分に言い聞かせる

君が帰って
わたしはまた
独りの少女

君の精液で濡れたばかりの指で
叶うことのない、
小さい頃描いた愛の理想を
フローリングの床に
ゆっくりと なぞってゆく


自由詩 セックスフレンド Copyright ゆうさく 2006-12-25 13:39:14
notebook Home 戻る