疾走ギルド
むくげ



逃げるように
何かから
遠ざかるように
赤い舌の影から
目印を目指すために
色の見えない道を走る
光なのか、
闇なのか、
深さも
果てなさも
風を切るわたしには分からない。
踏みしめた宙、
生まれた羽根を伸ばす。
どうか折れないように
落ちないように
宇宙に太陽。
制服の黒さに それは似ている。


携帯写真+詩 疾走ギルド Copyright むくげ 2006-12-16 14:21:01
notebook Home 戻る