メモ 視覚効果
六崎杏介
詩をより活かす為の視覚デザイン
最近、詩の行間に適当な記号の列を入れて書いている。
最初は、罫線の引かれたノートをイメージしていたのだが、最近、この様にもと有る詩に簡単な加工を施して、詩のイメージを鮮やかに出来無いか模索している。
例1:拙作「6」
..★...libe....t..rope...rum..℃'p...rum.ep
3()xt,レヴィ記・ラ a..砂ァX-ノ架空bath、椅子。
..★...libe....t..rope...rum..℃'p...rum.ep
1()pe,ル-遠雷ト'音ed、円環スル十時ノa.樫ck。
..★...libe....t..rope...rum..℃'p...rum.ep
4()oth,アー樹..tex (t.ランス)茶、A!Suiナ銀杯。
..★...libe....t..rope...rum..℃'p...rum.ep
5()ee,蘭'p、ライ麦-ム劣等バッカス期-Lu,す 肢star。
..★...libe....t..rope...rum..℃'p...rum.ep
2()be,E-ローズノ誘惑'line×蜜へラン・ラン・$。
..★...libe....t..rope...rum..℃'p...rum.ep
6()blet,糸・蜂'll-嘔吐 p.乱m数(use?)ノa.果..i..汁。
..★...libe....t..rope...rum..℃'p...rum.ep
この作に於いて、それぞれ独立したイメージで作られた六つの詩行が、行間に差し込まれた同一の記号の列によってより強く一枚の画面として目に入ってくる。
同時にそれぞれの詩は多くローマ字を含んでいる為、ローマ字で構成されたストライプによく馴染む様に思う。
ストライプの左に揃えられた星のマークが、一つ一つ微妙に長さの違う詩行に対して上手くアクセントになっている。
例2:拙作「Atelier」
◆・・・記,ss、誓書 パンで()雲・母ニ生ム陽狩りno.A字、天使
兎・蘭,p、Dear!
◆・・・・・フォン.tの薫る-ル、其の産地 マンション ヘ文?節(-X字架,r..ze?)する
兎・蘭,p、Dear!
◆・・・・・・・キッチンの、タイプライター 鳥()籠め!廊'L下、N℃ノ
兎・蘭,p、Dear!
◆・・・・・・・・・快適、ス/トリップ肢テイル 笛・蟻,yと蟋-ld.蟀、A..触レエル溜息。
タイトルのAtelierと本文から連想させようとした歪んだ空間を、行頭を少しづつずらす菱と点の配置で強め様と試みた。
また、行間に挿入した感嘆符で終わる文字列にもその役割を持たせつつ、最終行のみ行間の文字列より右側に行頭がくる様に配置し、最終行を際立たせ様とした。
未だ成功しているとは言え無いが、この様に言葉としての意味をあまり持たないグラフィカルな要素を詩に取り入れる事で、詩の魅力を高める事は可能であると思うし、完全に成功すれば詩以外の何かになる様な気もする。
私はアスキーアートとも、ダダ・シュールレアリスム等とも違う方法論で、視覚要素による詩の昇華を目指したいと思う。