ゆめ

わたしがわたしについて考えているとき
あなたはきっと部屋でテレビをみていて、
あなたがお酒を飲んでいるとき
わたしは夜の世界で女を売っているのでしょう
女であることが罪であって
わたしは素直に甘えることも知らない

わたしだけのものはこの世界になにひとつなく
あなただけのものはここにしかない
月や星が綺麗だという事も誰もが知っていて、
隣の彼はそれで女の子を騙したりもする

ものの美しさをしりたい、ほんとうにうつくしいものが見たい
オリジナル、個性、芸術、

あなた

この一瞬

すべてがすばらしく儚くて
あっけなく心乏しい



自由詩 ゆめ Copyright  2006-10-13 04:11:23
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