永遠
umineko

君が
君が夕暮れならいいのに

ゆるやかに
侵食される
雲の隙間ならいいのに

そうして
一瞬朱に変わり
再び閉ざされる

僕は夜
君は夕暮れ

夜は待つ
夕暮れがゆく

車の往来は
白いライト
赤い点滅
みんな夜を生きる智恵

君が
君のままで
夕暮れのまま
雲の

あるいは
君という
薄く
まぎれていく

空は
広すぎて
ここがどこだかわからない

君の声も

夕暮れ
 
 
 



未詩・独白 永遠 Copyright umineko 2006-10-08 13:42:18
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