矮猫亭句帖抄 春の部
ならぢゅん(矮猫亭)
恋猫聞く不惑が二人向き合いて
春空の高みに機影の微かなる
おぼろ月本音を言わぬ人と居り
いじめ子もいじめられ子も雛の前
咲き初むる花を脇目に屋形船
花びらに降り籠められし心地して
春の虹新入社員のシャツ白し
つつましう暮らしてこそや菫草
熱癒えて庭に咲き出ずハルジオン
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俳句
矮猫亭句帖抄 春の部
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ならぢゅん(矮猫亭)
2003-04-14 12:05:27
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