荊の檻
むくげ



彼の仕草の一つ一つが、ひとを傷付けるためにあった。
たとえばそれは、果てしなく大きな絶望で、
私はただただ立ち尽くし、
その悪意に満ちた美しい仕草の一つ一つに
心臓をチクチクと刺されていたのだ。


携帯写真+詩 荊の檻 Copyright むくげ 2006-10-02 00:54:01
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