サナトリウムの憂鬱 
つめきり

そして、

めまぐるしい呼吸に
ふさがれる 漂白された個室 
あなたは白と孤独を分けいる 
つながりは水平線のほつれを装って
回廊の花びらを屋内に引き延ばし
いちまい 一枚

見た プロペラの 
欠けた三枚の旋回が
わたしの義手を ねじれのまま括
、った
あの海の滞空の崖から つかむ
軌道は 5枚のスペリングに ひとしい
感染に名づけられた
揺レ
扉 
飛沫の消失  に  
存在上の 赤・青を、見ている

 






未詩・独白 サナトリウムの憂鬱  Copyright つめきり 2006-08-01 16:40:04縦
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