メニューとは多少異なります。
海月

よくある話と流す程度でも構いません。
個人的な偏見と愚痴を混ぜながら書いておきます。
興味がある人だけ読んでください。

ファミレスのメニューはどれも美味しそうで悩んでしまいます。どれもこれも美味しそうな写真になっていて困ります。大体、選ぶの一苦労します。
此処まで来ると話の流れは読めそうで付き合って下さい。
「これは・・・」と五感のどれかが反応した料理は、盛り付けは豪華ですが、一つの不安が過ぎりますが、それは不思議とすぐに否定されます。

店員が「少々お待ちください」
と、言ってから待ち時間は五〜六分しかないのですけど、異常な程に長く感じます。で、注文した料理が来るんですけど・・・
それは、大分写真と違う訳ですよ。
僕は店員にこう言うんですよ。
「あの〜これ・・・水のおかわりは?」
と、心に思っていると全然違うことを言ってしまうんです。本当に言いたいことは言えずに終わってしまう。弱気なだけに大層なことは言えません。
それで、水を持ってきてくれるんですよ。理想は料理なんですけどね。
で、弱気なだけに証拠が欲しくなります。
この料理と写真の料理を比較してもらえれば、解ってもらえると、勝手な解釈が始まりまります。
僕はまだ、近くにいる店員にメニューを持ってきてもらいます。
で、この料理を探すと、小さな文字でこう書いてあります。
「メニューとは多少異なります。」

僕は折角持ってきてもらったので、食べたくもないデザートを頼みます。
店を出る時に僕とお財布の中は悲しく共に予定とは異なります。


散文(批評随筆小説等) メニューとは多少異なります。 Copyright 海月 2006-06-10 14:39:00
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