有り触れた詩
完食

透き通るような白い肌に
私の爪で痕をつける
君が私だけのものになる証で
君の君だけの証

今度は君が私の白い肌に
歯を立て痕をつける
私が君だけのものになる証で
私の私だけの証

互いの傷痕を重ね合わして
痛々しく笑い合う
狂信的に幸せを想い合う

互いの血痕を含み合わせて
赤い唇を重ね合う
盲目的に幸せを願い合う


未詩・独白 有り触れた詩 Copyright 完食 2006-06-08 16:51:28
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