ゆうらん
砂木
包まれてたキャラメルが
ほそりと ついた雨に溶け
羽をぬらさず 輪を作る
水溜りの 空しか知らない
日暮に
欠けていく暖かな日溜りでも
分け入る 胸に くきりとついたなら
後は 壊れても
からめる甘さ
草道の風に
自由詩
ゆうらん
Copyright
砂木
2006-06-05 07:18:01