友達になろう
なごまる

あたらしい友達ができた


生まれてから三度目のお食事を
 終えたばかりの彼女はごきげんで
  右手の小指に握手してくれたんだ


ただそれだけの事で心が震えた


小さくて可愛い
 てのひらに何かを握りしめて
  ここに生まれてきたんだね


忘れかけてた大切なものを貰った気がしたよ


だからこの薄汚れたおおきな男は
   君の最初の友達になったのさ


優しい気持ちに満たされた部屋のなかで


未詩・独白 友達になろう Copyright なごまる 2006-03-12 20:35:33
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