蹲る
あおば
春はいいなあ
風薫る空を見つめて
隣りの子供たちは
シャボン玉を飛ばしている
飛ばしても飛ばしても
高く上がると
虹色がぐるぐると回り出し
最後にぱちんと消滅する
そんな縁起でもないこといわないの
悠々とシャボン玉風光る
額を輝かせ子供たちは見つめている
風蹲るうちにどこまでも揚がれ
大きく口を開けて
わくわくする期待と敬虔な祈りを捧げた
作2000/04/07?
未詩・独白
蹲る
Copyright
あおば
2006-02-21 23:45:03
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