よく晴れた秋のグラウンドに
yaka

よく晴れた秋のグラウンド

100メートルのトラック
120パーセントのきみ
初めて見たような
険しい眼
逞しい足元

私は
どこを向いていた

抱えきれない悩み
仕舞い損ねた願い
握りつぶした拳

きみは
いつの間にか大きくなったわけじゃない

よく晴れた秋のグラウンド
駆け抜けたあとに
私の知らない
きみを見た




自由詩 よく晴れた秋のグラウンドに Copyright yaka 2005-09-28 23:05:51
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