杜 り 。
すぬかんながぐつ。
あの人にあったのは神社のふかい
社り
(
もり
)
ででした。あのひとのまなざしはふるくふかく易しげでわたしは初めてかみさまか仏様にお会いしたかのようでした。あのひとのひとみはつきのようであのひとの口元はあじゃせのそれのようでいてあのひとのかんむりはつたのようにニクニクシゲデシタ。この世に生まれたのをヒゲキのようなまなざしで御覧になりわたしをいつくしむようなほほえみで見つめられました。すべての人に愛を。アイトいうより慈悲に近かったあのひとはしにました 。 でもわたしは生き返りました。あのひとのシトわたしのシ。そんなものが重なっていっぽんの木がはえました 。わたしはいまでもそれを眺めています 。 まきすけ
未詩・独白
杜 り 。
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すぬかんながぐつ。
2005-09-16 00:14:02