じゃんけんぽん、あちむいてホイ
室町 礼
「マスコミが数を持ち出してきたら割合を見る、
割合を出してきたら数を見る」
わたしが文学と一見関係のなさそうな兵庫県知
事騒動を執拗に取り上げるのは、自由な言論に
対する暴力がマスメディアの正義の旗の下で堂
々と行われていると推察するからでして、
好き勝手な雑文猥文放談を書き続ける者として
ゆるせなぁ～い、からです。
（いや、本音をいうと単に面白いからにすぎな
いのですがね。正義感や義憤にかられてやって
いるわけじゃなく、教育も知性もあるはずの大
の大人が、なんでこんな幼稚でアホなことやっ
てるの？ という教育も知性もない一庶民から
みた興味と関心とコーフンからにほかありませ
ん）さて、
相変わらず日本の全メディアによる兵庫県知事
斎藤元彦への嵐のようなパッシングが続いてい
るのですが、昨日とうとう決定版のような巧妙
な誹謗中傷記事が全メディアから出てしまいま
した。
●兵庫県、新規採用の4割超辞退 斎藤知事の
パワハラ疑惑影響か
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025040901107&g=pol
兵庫県は9日、今年度新規採用した総合事務職
（大卒程度）の職員150人のうち、69人が辞
退し、辞退率が46.0％に上ったことを明らかに
しました。斎藤元彦知事によるパワハラ疑惑な
どが影響したか。
こういう記事をみればたいていの人は何の疑いも
なく、斎藤知事のパワハラ疑惑のせいでなにかお
かしなことが起きていると想像してしまうでしょ
う。
でもこれはメディアが使う詐術の一つなのです。
「マスコミが数を持ち出してきたら割合を見る、
割合を出してきたら数を見る」という言葉はだれ
が言い出したわけではなくSNSがメディアの詐術
を批判するときの共有認識として使われてきまし
た。
斎藤知事に対する上記記事の場合は[割合]を示し
ています。曰く
《辞退率が46.0％に上った》
しかし[数]でみると事実はこうです。
兵庫県事務系職員の過去5年の受験者数はおおむね
500人前後でした。採用倍率も4～5倍ほどでしたが、
今年採用の受験者総数は1,520人で例年の約3倍です。
採用倍率は10倍です。
民間企業と併願できる採用枠を用意し、応募者が殺
到したため早期に合格届けを出した。そのため辞退
率が高くなるのは当然のことでした。
例を出しますと昨年の東京都の辞退率は８７％です。
今年も東京都の辞退者は５７％と応募者の半分以上
になります。
兵庫県斎藤知事のパワハラ疑惑が原因で今年は辞退
者が多く出たと匂わせる「辞退率４６％」などとい
う全メディアが伝えた記事は兵庫県知事個人に対す
る誹謗中傷以外のなにものでもありません。メディ
アはわかってやっているのです。
恥も外聞もない憎悪に満ちた印象操作です。
わたしがテレビを何故みなくなったか、もう三十年
以上もテレビをみないかというと、視聴者を洗脳す
るためのあらゆる詐術が横行しているからです。
テレビは街を歩く一庶民に自分たちの意見を代弁さ
せて視聴者を騙しつづけてきました。
よく街角インタビューってあるでしょ？
「いま話題の安倍首相どう思います？」
「ああ、モリカケでしょ。いけないわよねえ、あん
な人。はやく辞めていただきたいわ」
上品そうな奥様が答えます。
こういうインタビューをみるとまるで世間全体が安
倍首相に疑惑と不快を覚えているかのように見えま
すが、でも実際には数人なんです。
この手のインタビュー、仮に１００人の人に問いか
けて、たった一人の人が上記のような返事をしたと
します。その返事が実はテレビ局がお茶の間に伝え
たい意見である場合、これを放映します。するとお
茶の間は世間の人たちの多くが安倍首相に不快を覚
えているものだと勘違いします。
ほんとうは、街角インタビューなどというものは何
人の人に質問してその中の何人が上記のような返事
をしたか数と割合を示す必要があります。でもテレ
ビはそれをしません。
テレビはグーが出たらパーを出し、チョキが出たら
グーをあと出しするのです。
割合ではなくメディアが数を持ち出してきたときに
は当然、割合をみる必要があります。
印象操作の帝王、毎日新聞の記事を見てみます。
【数】
マイナ保険証の解除申請、累計で5万8000件に
1月は1万件超える
https://mainichi.jp/articles/20250218/k00/00m/040/177000c
↓
【割合】
新たな利用登録は87万3386件増えて、累計の登
録数は8153万414件なので、1月の解除申請率は
「1.5％」、累計の解除申請率は「0.07％」。
日本国民全体でみた場合、マイナカード保有率は
「77.6％」、マイナ保険証登録率は「65.9％」で
ある一方、解除率は「0.05％」
マイナ保険証と政府のデタラメぶりを批判したい
のならもっと他に方法や材料がいくらでもあるはず
です。こんな印象操作は逆に目の肥えた人たちの
嘲笑をもたらすだけです。
マスゴミが何故か、さかりがついたように、発狂し
て叩く兵庫県知事なんですが、親が殺されたわけで
なし、学者、作家、弁護士、詩人らが逆上したよう
に同調して一緒なって叩いている。
９週連続で兵庫県知事を誹謗中傷するＴＢＳの
『報道特集』にはとうとう先日、全身の入れ墨を隠
した婦女暴行常習犯で暴力事件多数の菅野完という
男までが「著述業」としてこの番組の冒頭に出して
知事叩きを語らせましたが、
もはやここまで来ると狂気を通り越して漫才としか
思えないのです。
先日の記者会見の動画では斎藤知事にこんな発言を
している男です。
https://youtu.be/zXj-4-tvlWA
こんな男を立憲民主党は年間一億も支援して動画を
つくらせ、TBSはこの婦女暴行常習男を「著述業」
として紹介し、斎藤氏を貶める発言をさせている。
いまどきのサヨクリベラルさんたちは、
メディアが斎藤を叩くということがどういうことな
のか、それがまったくわかっていない。
ほんとうに、情けなくなるほど世界の構造が見えて
いない人たちがリベラルを気取り、批評や映画や文
学をやって庶民の生活を蝕む動きに加担している。
哀しいけど、でもインタレストな、コーフンする情況
が今の日本を覆っています。ぺこ。
割合を出してきたら数を見る」
わたしが文学と一見関係のなさそうな兵庫県知
事騒動を執拗に取り上げるのは、自由な言論に
対する暴力がマスメディアの正義の旗の下で堂
々と行われていると推察するからでして、
好き勝手な雑文猥文放談を書き続ける者として
ゆるせなぁ～い、からです。
（いや、本音をいうと単に面白いからにすぎな
いのですがね。正義感や義憤にかられてやって
いるわけじゃなく、教育も知性もあるはずの大
の大人が、なんでこんな幼稚でアホなことやっ
てるの？ という教育も知性もない一庶民から
みた興味と関心とコーフンからにほかありませ
ん）さて、
相変わらず日本の全メディアによる兵庫県知事
斎藤元彦への嵐のようなパッシングが続いてい
るのですが、昨日とうとう決定版のような巧妙
な誹謗中傷記事が全メディアから出てしまいま
した。
●兵庫県、新規採用の4割超辞退 斎藤知事の
パワハラ疑惑影響か
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025040901107&g=pol
兵庫県は9日、今年度新規採用した総合事務職
（大卒程度）の職員150人のうち、69人が辞
退し、辞退率が46.0％に上ったことを明らかに
しました。斎藤元彦知事によるパワハラ疑惑な
どが影響したか。
こういう記事をみればたいていの人は何の疑いも
なく、斎藤知事のパワハラ疑惑のせいでなにかお
かしなことが起きていると想像してしまうでしょ
う。
でもこれはメディアが使う詐術の一つなのです。
「マスコミが数を持ち出してきたら割合を見る、
割合を出してきたら数を見る」という言葉はだれ
が言い出したわけではなくSNSがメディアの詐術
を批判するときの共有認識として使われてきまし
た。
斎藤知事に対する上記記事の場合は[割合]を示し
ています。曰く
《辞退率が46.0％に上った》
しかし[数]でみると事実はこうです。
兵庫県事務系職員の過去5年の受験者数はおおむね
500人前後でした。採用倍率も4～5倍ほどでしたが、
今年採用の受験者総数は1,520人で例年の約3倍です。
採用倍率は10倍です。
民間企業と併願できる採用枠を用意し、応募者が殺
到したため早期に合格届けを出した。そのため辞退
率が高くなるのは当然のことでした。
例を出しますと昨年の東京都の辞退率は８７％です。
今年も東京都の辞退者は５７％と応募者の半分以上
になります。
兵庫県斎藤知事のパワハラ疑惑が原因で今年は辞退
者が多く出たと匂わせる「辞退率４６％」などとい
う全メディアが伝えた記事は兵庫県知事個人に対す
る誹謗中傷以外のなにものでもありません。メディ
アはわかってやっているのです。
恥も外聞もない憎悪に満ちた印象操作です。
わたしがテレビを何故みなくなったか、もう三十年
以上もテレビをみないかというと、視聴者を洗脳す
るためのあらゆる詐術が横行しているからです。
テレビは街を歩く一庶民に自分たちの意見を代弁さ
せて視聴者を騙しつづけてきました。
よく街角インタビューってあるでしょ？
「いま話題の安倍首相どう思います？」
「ああ、モリカケでしょ。いけないわよねえ、あん
な人。はやく辞めていただきたいわ」
上品そうな奥様が答えます。
こういうインタビューをみるとまるで世間全体が安
倍首相に疑惑と不快を覚えているかのように見えま
すが、でも実際には数人なんです。
この手のインタビュー、仮に１００人の人に問いか
けて、たった一人の人が上記のような返事をしたと
します。その返事が実はテレビ局がお茶の間に伝え
たい意見である場合、これを放映します。するとお
茶の間は世間の人たちの多くが安倍首相に不快を覚
えているものだと勘違いします。
ほんとうは、街角インタビューなどというものは何
人の人に質問してその中の何人が上記のような返事
をしたか数と割合を示す必要があります。でもテレ
ビはそれをしません。
テレビはグーが出たらパーを出し、チョキが出たら
グーをあと出しするのです。
割合ではなくメディアが数を持ち出してきたときに
は当然、割合をみる必要があります。
印象操作の帝王、毎日新聞の記事を見てみます。
【数】
マイナ保険証の解除申請、累計で5万8000件に
1月は1万件超える
https://mainichi.jp/articles/20250218/k00/00m/040/177000c
↓
【割合】
新たな利用登録は87万3386件増えて、累計の登
録数は8153万414件なので、1月の解除申請率は
「1.5％」、累計の解除申請率は「0.07％」。
日本国民全体でみた場合、マイナカード保有率は
「77.6％」、マイナ保険証登録率は「65.9％」で
ある一方、解除率は「0.05％」
マイナ保険証と政府のデタラメぶりを批判したい
のならもっと他に方法や材料がいくらでもあるはず
です。こんな印象操作は逆に目の肥えた人たちの
嘲笑をもたらすだけです。
マスゴミが何故か、さかりがついたように、発狂し
て叩く兵庫県知事なんですが、親が殺されたわけで
なし、学者、作家、弁護士、詩人らが逆上したよう
に同調して一緒なって叩いている。
９週連続で兵庫県知事を誹謗中傷するＴＢＳの
『報道特集』にはとうとう先日、全身の入れ墨を隠
した婦女暴行常習犯で暴力事件多数の菅野完という
男までが「著述業」としてこの番組の冒頭に出して
知事叩きを語らせましたが、
もはやここまで来ると狂気を通り越して漫才としか
思えないのです。
先日の記者会見の動画では斎藤知事にこんな発言を
している男です。
https://youtu.be/zXj-4-tvlWA
こんな男を立憲民主党は年間一億も支援して動画を
つくらせ、TBSはこの婦女暴行常習男を「著述業」
として紹介し、斎藤氏を貶める発言をさせている。
いまどきのサヨクリベラルさんたちは、
メディアが斎藤を叩くということがどういうことな
のか、それがまったくわかっていない。
ほんとうに、情けなくなるほど世界の構造が見えて
いない人たちがリベラルを気取り、批評や映画や文
学をやって庶民の生活を蝕む動きに加担している。
哀しいけど、でもインタレストな、コーフンする情況
が今の日本を覆っています。ぺこ。
