4月1日からSNS規制強化が始まります
正確には「情報流通プラットフォーム対処法」の
規制強化です。3月11日に閣議決定されてなんと、
一ヶ月もしないで施行という異常な速さ。
改正内容の詳細をみると政治家や大企業への批判
コメントを削除できる仕組みになっているので多
分、夏の参院選前にSNS上の政権批判を抑え込み
たいのかもしれません。あと、新型ワクチン製造
企業への批判もこれならSNSから削除できます。
石破首相は「国民を誹謗中傷から守るため」とい
ってますが、「政治家を批判から守る」のが狙い
なのかもしれません。いつの時代でも政府や諮問
機関などが倫理や道徳などを言い出すときは戦争
などよからぬことが近づいているときだという人
がいますが、どうなんでしょうね。
しかし、これなどまだ良いほうで、こんなことま
で政府は閣議決定してしまった。
政府は14日、従業員の精神状態を調べる「ス
トレスチェック」を、すべての企業に義務付
けることを柱とした労働安全衛生法の改正案を
閣議決定した。 これまで努力義務としてきた
従業員50人未満の企業も対象に加えた。
([全企業、ストレスチェック義務化]電波新聞)
鬱にならないようストレスまで政府にチェックされ
るなんてねえ。何度もいいますがなにかよからぬこ
とを企むと、政府が倫理や道徳を先取りするのは歴
史の知るところらしいです。
これがどう戦争に利用できるかというと徴兵などの
ときの選別に大いに貢献する資料になります。
そして、こういうことの
その尖兵になるのがいつの時代でもメディアやそ
れにべったり寄食している知識人です。
これはSFチックなたわごとに過ぎないのですけど、
もし戦前、SNSがあったら太平洋戦争は防げていた
でしょう。なぜかというと、
昭和初期、戦争を煽ったのは軍部ではなく、むしろ
躊躇していた政府や軍部を叱咤し、鼓舞したのは朝
日や毎日などの新聞でした。
─戦前・戦中・戦後、一貫して世論煽った朝日─
https://www.zakzak.co.jp/article/20230128-NDHZXIXREVKSNKJX4KU2R43MOM/
昭和6(31)年の満州事変は関東軍が
起こしたが、政府も軍中央も当初、不拡
大を決めていた。新聞は関東軍が在満邦
人を救ったとの写真付きの大特集を組ん
で称え、関東軍を支持した。事変報道に
大衆は熱狂し、新聞は大きく部数を伸ば
した。
戦後、朝日や毎日は反省の上に立ってリベラリズム
をいっときは維持していましたが、小泉政権が誕生
した2001年以後はどんどん戦前回帰を強めています。
ただし、
戦前の反省のもと、政府と同じように倫理を先取り
することを忘れないで、すべての反動的な動きが倫
理の隠れ蓑のもとに行われています。それにバカな
知識人が小判鮫のように無批判、無自覚にくっついて、
一緒になって言論弾圧、戦争翼賛を煽っているので
す。
もちろん、リベラルな知識人たちは言論の自由を説
き、戦争反対を叫んでいます。彼らが真摯に戦争に
反対し人殺しに反対していることは知っています。
とても必死かつ真剣に──。
それは先の立花隆志NHK党創設者を鉈で斬りつけた
殺人未遂犯の青年も同じです。
彼は彼のものとも見られるツィッターでこう述べてい
ます。
「みんなが手を取り合って生きやすい社会を目指しま
しょう!誰も傷つかない、誰も傷つけない」(宮西
詩音)
https://photos.app.goo.gl/5MXAgkwMUM3SXRd87
(テロを称賛した法政大学教授で小説家の島田雅彦も
同じことをいってましたが。いや、辺見庸も内田樹も
宮台真司も同じことをいっていますね)
青年はまた警察の取り調べにこういっている。
「人を自殺に追い込んだ立花が許せなかった」
宮西詩音くんの異常さは、テロの理由が「立花が人を殺
したから」というもの。もちろんテレビのデマを真に受
た誤解だが、その理由からすれば人を殺すことを最大の
悪、不正と考えてのことだと思うが、その考えをもつ男
が人を殺す。
これが今のリベラルが陥った狂気です。
言論抑圧に反対している。そしてSNS規制を声高に叫ぶ。
戦争に反対している。そしてウクライナ戦争を終了させ
るべく奮闘しているトランプ大統領を叩く。
「女性は生む機械」発言を非難する、そして?
「男が生むのはウンコだけ」と街頭で踊りながら男性憎
悪を発散する。etc
これが2000年以降のリベラルを気取るテレビやそれ
に洗脳されたサヨクやリベラルたちの異常な生態です。
もし仮に戦前にSNSがあれば、メディアのデマ、ウソ、
間違いを指摘して猛烈に非難する言論が今のように、
渦巻いていたでしょう。つまりテレビも政府も
自分たちの間違をSNS(主に[ツィッターX])で指摘
されたくないのです。今回、石破政権によるこのSNS
規制を強力に推し進めたのが朝日、毎日、NHKなど
のテレビとそれに寄食するサヨクリベラルです。
はっきりいってしまうと今のリベラルとテレビは明
らかに反動であり、国民大衆庶民を破滅のどん底にも
っていこうとしています。
なぜなら資本の論理がそこに働いているからです。
もちろん日本現代詩人会もその論理で動いています。
そのことを次に書いてみたいと思います。
(つづく)