我思う故に我あり　に続いて疑問としてきたのが

西洋人の持つという「　原罪　」という意識である。

日本人の場合は、自らが生きていることに罪の意識など無い。

ただ、ある人の境遇を見て「　それじゃあ可哀相だよ　」と

思うことはあると思う。

この他人を憐れむという感情はとても重要なものだと思っている。

　少々脇道にそれるが、哀　という漢字の形にはとても趣きがある。

苫の下で痛んでいる人の姿の様だ。

これは　哀　という象形文字の由来など調べずに書いているので

その辺の知識を増やせば、多少見え方は変わるかもしれないが

大筋はそんなところではあるまいか。