いつかの空
ミナト 螢

出口を探して
歩いてた

抱えた問題を
何かにぶつけて
小さくしようとした

それなのに空は
痛みも見せないで
全てを受け止めた

さっきよりも
赤くなって

僕は晴れたけど
空は暮れてゆく

荷物を預けたまま
鍵を掛けて
夜が始まろうとする


自由詩 いつかの空 Copyright ミナト 螢 2022-10-02 09:43:54
notebook Home 戻る  過去 未来