朝の光
ミナト 螢

眩しい光が
僕の頬に
線を引いて
傷だらけの朝

痛くもないのに
責めたくなるのは
まだ少しだけ
眠いからだ

今起きたら
きっと醜い顔で
光の中に
隠れてしまう

化粧はいらない
ご飯もいらない

忙しくて短い
朝の時間は
誰も見ていないけど
パジャマは新品だ


自由詩 朝の光 Copyright ミナト 螢 2022-09-14 19:52:38
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