英詩を書いてみよう(実践編)
月夜乃海花

題名通り。
前回の「英詩を書いて思ったこと」だか、そういうタイトルの何かが
おかげさまで皆様に好評なので実際に今ここでテキトーにズバババっと書いてみます。
現在時刻19:13

よーいどん!

まず適当に文章を書きます、そして翻訳サイトに入れます。
いつもは翻訳サイトに直接書き込みますが今回は一旦ここで。


からり、からり
風が今日も鳴いています
ひゅるら、ひゅるら
鳥が今日も啼いています
くるり、くるり
ここに居ない、誰もいない

釣れた針には嘴を
揺れた梁には簪を
尖らせ、続きの後先に
晒され、笹木の先頃に

烏は首を傾げて
一つ、二つ
数えて今日も生きているのです。


はい。19:19
6分で今、これを書き上げました。
ちなみにここで韻を踏もうとオノマトペを入れようと
英語に直したら全く意味もなく崩れます。
ちなみに今回の詩にテーマはありません。
リズムで決めました。雰囲気や雰囲気。
案外、何も決めずにフワーッと書いたものに限って
評価されるんだよな。何でだろう。
これを翻訳サイトに入れます。
私はDeepLというサイトを使ってます。
入れたものが以下の通りです。

Crunchy, crunchy.
The wind is still blowing today.
He's going to chill out!
The birds are singing again today.
Roll, roll, roll.
He's not here, no one is.

There was a beak on the hook that was caught.
The swinging beam had a frogtail on it.

Pointed and continued onward
Exposed, at the end of the bamboo tree

The raven tilted his head back.
One or two.
It counts and is still alive today.

翻訳は面倒いので書きません。
とりあえずざっくり、日本語文と英語訳に違和感がないかをチェックします。
はい、皆様も間違い探ししてみてください。
とりあえず一つあからさまなのは
ひゅるら、ひゅるらが
He's going to chill out!
とオノマトペですらないなにかになってますね。
彼は冷えてるよ!的な何かなんでしょうけども。
北風小僧の寒太郎かな?
このchillはチルド食品などのチルですね。
さて、このオノマトペですが。
まぁ、テキトーに直しときましょ。

とりあえず他は文法的に大丈夫そうなのでここから本番。
英文の韻やリズムなどをガリガリ直していきます。
翻訳サイトに入れ直したり、自分で書いて翻訳サイトで問題ないか
確認を行なってうん。やります(雑)

直したものが以下のものです。

Crunchy, crunchy.
The wind is still blowing today.
whizzy,whizzy.
The bird is singing again today.
Roll, roll
Nothing is here, no one is.

There was a beak on the hook that was caught.
There was a blush on the lush that was swung.

Pointed and continued onward.
Exposed and ended toward.

The raven tilted his head back.
One or two.
He counts and is still alive today.

もうこれでいいや(良い子は飽きちゃダメだよ!)
という訳で見ての通り、韻を優先したために英文が変わりました。
ひゅるらのオノマトペを調べたところ、風が吹く音をwhizzと
呼ぶらしい(ググっただけだから本当かは知らん。)ので
whizzyというオリジナル単語を作りました。
オノマトペを作るのが詩人って言ってたのって誰でしたっけ。
萩原朔太郎?中原中也?
うん、知らんけど誰かが言ってたんですよ。

そして、英文が変わったのでもちろん日本語も変わりまーす。
なので日本語修正。

からり、からり
風が今日も鳴いています
ひゅるら、ひゅるら
鳥が今日も啼いています
くるり、くるり
ここに居ない、誰もいない

釣れた針には嘴を
揺れた苔には頬紅を
尖らせ、続きのあと先に
晒され、終りのその先に

烏は首を傾げて
一つ、二つ
数えて今日も生きているのです。

変わったのはオノマトペ部分だけではなくて

揺れた苔には頬紅を
尖らせ、続きのあと先に
晒され、終りのその先に

もですね。

ちなみに、日本語修正前が

揺れた梁には簪を
尖らせ、続きの後先に
晒され、笹木の先頃に

今回は韻を優先したので意味が変わってもいいなと
思ったのでこの形に。

これで完成。現在時刻20:03
今回は短い詩なので30分程度で修正が終わりました。
普段はもっと意味も考えるし、詩自体も長いのでもっとかかります。
1時間半くらい?

タイトルをつけませう。

からから、カラスの唄
英訳はテキトーに
The crow song with crunchy

今気づいたけど、からりからりがカリカリになってますね。
猫の餌かな?もういいや。可愛い烏の唄にすることにしました。
よって以下が最終形態です。


The crow song with crunchy(英詩)
からからからり、カラスの唄

Crunchy, crunchy.
からり、からり
The wind is still blowing today.
風が今日も鳴いています
Whizzy,whizzy.
ひゅるら、ひゅるら
The crow is singing again today.
カラスが今日も啼いています
Turnly,turnly
くるり、くるり
Nothing is here, no one is.
ここに居ない、誰もいない

There was a beak on the hook that was caught.
釣れた針には嘴を
There was a blush on the lush that was swung.
揺れた苔には頬紅を
Pointed and continued onward.
尖らせ、続きのあと先に
Exposed and ended toward.
晒され、終りのその先に

The crow tilted his head back.
カラスは首を傾げて
One or two.
一つ、二つ。
He counts and is still alive today.
数えて今日も生きているのです。

これで本当に完了です。ここで書いていて
くるり、くるりと主語が鳥になっていたのが気になったので修正。
英詩は色んなところに書き直すほど違和感に気づきます。

タイトルももっと可愛くしてみました。
可愛くってなんだろう。

私の英詩はこんな感じで完成します。
完成させます。無理やり。

参考になれば幸いです。
書けば書くほど面白い英詩。
奥深く難しい。がんばれ私。からから書き続けろ。

長文になりましたがここまで読んだくれた方が居たとしたら嬉しゅう限りです。
コメントやアドバイスをくれたら喜びます。
ファンです、愛してますと言われたらその場で飛び跳ねて
一回転します。

以上、よろしくお願いします。
現在20:23
この文章全部書くのに1時間10分程度かかりました。はい。


散文(批評随筆小説等) 英詩を書いてみよう(実践編) Copyright 月夜乃海花 2020-10-06 20:23:51
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