表面にいる
水宮うみ

星の表面に無数の星があった
消失する約束を見送っていて


余白の海にただよう文字たち
それがきみの星かを知らない


時間は立ち止まる風が生きる
部屋に焼きついたきみの寝言


雨のなかであなたの暮らす虹
夜に重ねた紙の明日の向こう


忘れたくなかった日々がある
あるいは笑っていたかった人



自由詩 表面にいる Copyright 水宮うみ 2020-05-18 21:50:47
notebook Home 戻る  過去 未来