ダウナー
田中恭平

せいとんされた部屋で
指は消毒液のあたりすぎでアカギレ
清濁まざりあったわたしの目に
刺さったひかりがある
目を閉じれば消える

わたしは存在しているのだろうか

つかれている
能天気な
ヤードバーズの音楽で
じぶんをもっていこうとするが
おっとこす
大事な物をおっとこす
幼少から
いつも
いつも

もうどうしようもない
そんなシーンに
いくど遭遇したか

でもなんとかやってきた
わたしの神さま

手も借りずに

燃えるものはなにもない
只青春の一彩は過ぎていきます
わたしが骨にかえるころまでには
分別のなにもかもが
わかっているだろうか
ふるえる指を
もう片方の手で
握ってみる




自由詩 ダウナー Copyright 田中恭平 2020-04-01 17:32:08縦
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