太陽は死んだ
田中恭平


太陽は死んだ
地霊たちがさまよい歩き
コトコト
その足音が
寒さになる

鎮痛剤で
体温は低下しつづける
底までいって
浮いてこい
枯れたにぎわいには
枯れた風習があって
わたしはとおめでみるもの
卑下
することで
罪を成すもの

はじまりはいつも
こんな天井だったと
ベッドで
まじまじと見る
すこし眠る時間があるが
わたしは語ろう
バター茶を飲みながら
面白い詩のはなしを
仮面
として
恋を語ろう

だってすべての詩は
愛の注釈に過ぎないから
と書けば
キリスト教じみていて
猫の毛の沢山ついた
セーターを着ているみたい
目を上げれば春だ




自由詩 太陽は死んだ Copyright 田中恭平 2020-03-24 17:01:13縦
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