春を呼ぶうた
田中恭平



たこうかん(多幸感)に
身はつつまれて
ポツポツと書く
春を呼ぶうた

電圧が安定しない
内面の
外の
うちがわと
そとがわの
ひっくりかえし
でも
変わらない
怖いことだ

うん
二錠飲んだ



彼女は沢山食べて
あかちゃんのように眠ってしまった
ちょうど三時間
わたしは
わたしを
離れ
春の幽霊となって
古風な信仰の
とどかないところで
遊んでいるけれど
じぶん

背中を押して
泥だらけ
ひっく ひっく と
脚をひきつつ帰る




自由詩 春を呼ぶうた Copyright 田中恭平 2020-02-29 15:05:03縦
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