ひとひ
田中恭平


わたしから
わたしが離れ
瓶の
こかこうらを飲みながら
石積みしている
川辺
空間はあいすくりいむに似て
わたしはハズレの
木の棒だった

じぶんだけの
神様をたてまつり
ふゆ 日向はあたたかくて
ふゆ 室内は寒かった
時計の螺子がとけてゆく音
ひとつの音楽

聞きながら
労働している
誰かがわらっている
それがリーダーを苛々させる

月の香のする水を飲みながら
一方
からだをきれいにするためには
丸七年かかることを
知っている
気付いたなら
どこかおかしくなっているさ
七年もすれば

市の放送があった
新型ころな、についてだ
何を伝えているのか
勘でよみほどくしかない
郊外の夕である




自由詩 ひとひ Copyright 田中恭平 2020-02-28 18:22:48縦
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