邪推の
こたきひろし

唇を重ねていたら冬の揺れ

喪を忘れ投函したの?叱られる

隙間から寒気も入る倦怠期

いさかいの後に沈黙息凍る

店先に売れ残ってる寒椿

地下にある喫茶の店へ冬籠る

寒くても短めがいいスカートは

ムラムラの目線の先に冬おんな

バス停に弓を持ってる冬おんな

橋の上高速見下ろす冬おんな

透けている下着のLINE冬おんな

股間には股間の意志が冬おんな

イケメンに饒舌なのね冬おんな

冬おんな体の線を見せたがり

冬おんな俳句のネタに欠かせない











俳句 邪推の Copyright こたきひろし 2020-01-25 10:36:34
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