大地(改訂)
ひだかたけし

曇天の夕暮れ時

足早に通り過ぎていた街並みが

ぱたんぱたんと倒れ出す

書き割りの如く呆気なく

次から次に倒れ出す

後に残っていたものは

果てなく続く大地のみ

俺は清々した気分になり

今度はゆっくり歩き出す

大地を踏み締め歩き出す





自由詩 大地(改訂) Copyright ひだかたけし 2019-09-14 12:38:52縦
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