光
水宮うみ
君が言葉に詰まった、数秒間。
その時間を、僕はきっと死ぬまで忘れないと思う。
僕にとってあの瞬間は、人に心があることの証明だ。
世界が美しいことの証明だ。
悲しみとは未だに仲良くできない。
いつでも楽しい気持ちではいられないけれど、
僕はきっと、幸せなんだと思う。
自由詩
光
Copyright
水宮うみ
2019-05-08 07:44:29