跳び箱
ミナト 螢

八段目をうまくクリア出来ない
こんな毎日を誰が見てるの

時計の針が正しく刻んでる
薄明の月も少し笑って
命を更新していく放課後

持たされたランドセルを跳び箱に
超えていきたいマーブル色の空

これは挑戦であれはイジメだ
そんな争いに負けることなく

ランドセルに付いたキーホルダーが
デタラメな音で季節を揺らす


自由詩 跳び箱 Copyright ミナト 螢 2019-03-03 13:07:48
notebook Home 戻る  過去 未来