この夜が明けたら
服部 剛

流れてゆく
流れてゆく
二度と無い今日が
流れてゆく

僕は今夜ここで
(小さな舞台で朗読する
 新宿ゴールデン街の老舗「ひしょう」で)
何を待とうか

星の無い夜空を仰ぎ
あてどなく流星を探すのを
やめにして
この街に渦巻く夜が明けたなら
そろそろ腕をまくり、この足で
ひとすじの旅を始めよう

歩きながらも飛翔する
時空間の日々へ  






自由詩 この夜が明けたら Copyright 服部 剛 2019-02-09 21:29:32縦
notebook Home 戻る  過去 未来