あみだくじの人生の後に
ふじりゅう

肉食獣でも
羽虫でも 沢山の
生きる為のエネルギーを
捕食でやっと満たしてる 僕らは
人らしく 生存欲求だけじゃ
もう満足出来なさそう

とぼ とぼ 揺れる
帰宅の行進にwktkするケーキは
箱の中 いちゃついてそう

こんな(いい)日は
サッカーボールでも飛んできて
いいを持ち去ってしまいそうになる
僕の頭は
三段階目のモチベーションで
未だ つまづいてる

ん〜 (ん〜んー) ん…

ダイナミックなオブジェが喫煙所と化してる
清廉さが伺える高架下は迷彩柄のように煤けてる
誰かの「ここにいる」が街の刺青のように鎮座する
トカイから 僕は居ないから

そ っといちごの落ちた冴えないショートケーキをむりやり

君の分まで ぺろり

僕の裏向きを覗き見しているベランダで
久しぶりにモノを入れた胃を思う
お腹も 胸もすかず HOPEを吸う HOPEが流れる HOPEが焼かれる
HOPEが手先まで 幼く燃える

とぼ とぼ 揺れる
箱の中の僕に 掃除機の音が
刻まれる そこそこ (いい)日





自由詩 あみだくじの人生の後に Copyright ふじりゅう 2019-02-09 04:06:25
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