泉に映る星
まみ


蝶々は飛び回ります
匂いに引き寄せられて
花は待っています
蜜と共に花粉が運ばれるのを

蝶の性なのか
花の魅力なのか
色艶はどの生物にもあるもので
命を引き継ぎます
自然は魅力的な神秘的なものです

蝶は浮気性なのでしょうか
花は淫乱なのでしょうか
人は心と体を持ちます
それは星の中で間違った存在なのでしょうか
子供であっても
見栄や嘘の花園で育ちます

性を受け止められる強さは
誰しも同じではなく
愛と憎しみを切り離し
優しさと希望を手にするには
心にある俗なるものを嫌わずに
自分の姿を思いもしなかった
泉で見つける事なのかも知れません

命は手の届かぬ星の中に生まれて
浮かんでは消えてゆきます
宇宙の星々は愛おしく巡り
近づいては遠退きます
繁栄と死を繰り返しながら





自由詩 泉に映る星 Copyright まみ 2019-02-06 02:48:23縦
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